県境をまたいだ二つの山歩き
2017 / 04 / 02 ( Sun )
茨城県側から県境をまたいで、福島県の檜山を歩いてきました。
これまで2度ほど歩いた萩を経由します。
萩は、福島県矢祭町に位置し、かつては数軒の民家がありました。

大子町の高久 (たかつきゅう) 地区から、沢沿いの道を北に向かいます。
ここは、かつては田畑として利用されたのでしょう。
1萩

以前この地に住んでいたという人の話では、かつては最大5軒あった
民家が、最後には2軒になり、15年前には消滅集落となってようです。

家は福島県側にありますが、ここに来る道は茨城県側からです。
電気は通っておらず、道路もありません。
ここで生活していたという事実が、驚きです。
萩の家

民家脇を通り抜け、裏手の斜面から尾根に乗ると、間もなく
檜山に着きました。
3檜山

北方面には、矢祭の街並みとその中を流れる久慈川が見えます。
4矢祭

北西方面には、雪をかぶった山が見えます。那須連山です。
5那須連山

今日は、ここから大子町の宮川八溝山に向かいます。
宮川八溝山は、「醍醐百名山」に紹介されている山で、高久地区の
すぐ上に位置し、標高464mと書かれています。
福島から茨城への県境を超えると、宮川八溝山へ続く尾根が現れ、
この尾根から登ります。
6尾根


尾根を登ると、宮川八溝山山頂です。
しかし、「醍醐百名山」 に書かれた、山頂にあるはずの2個の石祠が
ありません。
標高464mのピークであることは、間違いないのですが。
7宮川八溝山


hiyama-yamizo






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早春の花
2017 / 03 / 28 ( Tue )
今日の裏山散歩です。
山道には、オオバヤシャブシの雄花がたくさん落ちていました。
雌花が育ち、花粉を散布するとすぐに落ちるようです。
1オオバヤシャブシ

ヤブの中を見ると、シュンランも一斉に咲き始めていました。
2シュンラン

これも、早春を代表する花、ショウジョウバカマです。
日本全国の野山から高山地帯で見ることができます。
東北の山を歩き、雪の中から顔をのぞかせるこの花は感嘆ものです。
3ショウジョウバカマ

これは何の花でしょう。
昨年秋に咲いたキク科植物のコウヤボウキです。
花が終わり、タンポポのように綿毛が飛び散ったあとの総苞 (そうほう)
と呼ばれる、花を包む部分がこのように残っているのです。
4コウヤボウキ
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早春を探して
2017 / 03 / 25 ( Sat )
今日は、いつもの裏山散歩にカメラ持参で出かけました。

写真は、鮎川層と呼ばれる地層で、今から約3億年近く前の古生代
ペルム紀に堆積した地層です。
砂や泥が堆積し、圧力によって岩石に変化しました。
1地層

オオバヤシャブシは、花粉をため込んだ雄花が膨らんでいます。
昨年の果実も残り、さながら2世代同居でしょうか。
あまり知られていないのですが、このオオバヤシャブシも花粉症の
原因の一つでもあります。
2オオバヤシャブシ

キブシは、全国で見られますが、樹に咲く花がほとんど見られない
この時期に咲くだけに、よく目立ちます。
3キブシ

風神山 (かぜのかみやま) 自然公園の展望台から、太平洋を望みます。
この日は、風もなく穏やかな日で海は凪でした。
コナラやヤマザクラなどの落葉広葉樹も、芽吹きの用意を
していることでしょう。
4風神山



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春近しを感じる鍋足山
2017 / 03 / 18 ( Sat )
常陸太田市の鍋足山を歩いてきました。
今回は、山仲間のシモンさんが計画した鍋足山西側の上高倉町湯草
からのルートを辿ります。
湯草から鍋足山南西部の沢を詰め、鍋足山西部の支尾根に乗ります。
そこから鍋足山には登らず、笹原コースを下ります。
そして、三角点の設置された標高551.5メートルのピークから南東部に
派生する支尾根をピークまで登ります。
ピークからは、少しの間一般ルートを歩き、湯草方面に通じる尾根を
下る周回ルートです。

湯草の集落から、山田川の支流となる小さな沢を詰めます。
1沢

沢から尾根に乗ると、芽吹き前の落葉広葉樹の林間には
ダンコウバイが咲き始めていました。
2ダンコウバイ

スハマソウです。
時期的に多少早いかもしれませんが、わずかに咲いていました。
しかし、6年前にこの場で見た時と比べ、はるかに少なくなっています。

尾根筋とすぐわきの斜面にびっしりと咲いていたスハマソウは、
今日はほんのわずかです。葉もほとんど見られません。

この尾根はほとんど歩く人がいない所ですが、土壌が踏みしめられて
おり、団粒状土壌が破壊されているようです。
この花の存在を知り、ここへ見に来る人が多いのでしょう。
途中につけられたトラロープも、善意でつけたのでしょうが、結局は
このような貴重な植物をせん滅することの手助けをしているのかも
しれません。

絶滅危惧種に指定されているこの可愛らしい花を、どのようにしたら
守ることができるのでしょうか。
3スハマソウ


nabeasi



20 : 47 : 47 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
花こう岩に彫られた岩絵
2017 / 03 / 04 ( Sat )
茨城の自然100選を訪ねて、かすみがうら市に位置する筑波連山の
閑居山 (かんきょさん) 百体磨崖仏 (まがいぶつ) を訪ねました。
案内板に導かれて閑居山の中腹に入ると、五輪塔が置かれています。
1閑居山

その先には、石仏が斜面に散在しています。
2石仏

周囲は、スダジイやカシ、モミなど常緑樹の林です。
3森林

摩崖仏の彫られた花こう岩や、金堀穴 (かなほりあな) と呼ばれる
洞窟があります。
4摩崖仏

金堀穴は、弘法大師の閑居跡といわれていますが、世俗を離れて
静かに過ごした場所というより、金鉱石を掘り出した穴でしょうか。
5金掘穴

この岩は、筑波山で見られるものと同じです。
中生代から新生代に変わった約6000万年前、地下深くでマグマが冷え
固まってできた花こう岩が、その後の地殻変動で隆起したものです。
6花こう岩

摩崖仏は、花こう岩の岩体に浮き彫りされた岩絵で、薄肉線刻
(うすにくせんこく)
と呼ばれています。
7摩崖仏

摩崖仏は百体観音とも呼ばれ、鎌倉時代に彫られたものですが、
室町時代、そして江戸時代と思われるものもあるようです。
8摩崖仏
17 : 10 : 23 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
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