豊かな自然と渓谷美の花園周辺
2018 / 05 / 27 ( Sun )
茨城の自然100選を訪ねて、北茨城市の花園渓谷方面を歩いてきました。
花園花貫県立自然公園に選定されている花園渓谷の上流部は
猿ケ城渓谷と呼ばれ、その南には栄蔵室や花園山などの山が連なります。

猿ヶ城渓谷に沿うようにつくられた林道を歩きます。
道に敷き詰めたようにたくさんの花が落ちており、見上げると
ハクウンボクが咲いていました。
1ハクウンボク

こちらは5月としては気の早いツルアジサイで、林道歩きの心和む風景です。
2ツルアジサイ

猿ケ城渓谷には滝も多く、新緑や紅葉とともに渓流の美しさには
定評があります。
林道からは、滝を見るために沢に下る案内板も整備されています。

千猿の滝です。
3千猿の滝

千猿の滝のすぐ下流にある落雲の滝です。
4落雲の滝

一帯には、歴史のある花園神社が造営されています。
ここには、スギとコウヤマキの古木が茨城県の天然記念物に指定
されています。
5花園神社本殿

花園神社から沢沿いの道を上流に向かい歩くと、岩石の露出した
露頭が見られます。
花園渓谷周辺は、約1億年前の中生代白亜紀に形成された花こう岩と、
その変成岩からなる地質です。
これらの岩石が、地殻変動で隆起し地上に現れました。
6露頭

鳥居が現れました。
ここは、花園神社奥の院への入り口です。
7花園神社奥の院

鳥居をくぐるとすぐに七ツ滝と呼ばれる高さ60mの滝が現れました。
この滝は、栄蔵室や花園山付近を水源とする花園川の浸食によって
形成されたものです。
8七ッ滝
17 : 29 : 58 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
県内の山は植物の宝庫
2018 / 05 / 20 ( Sun )
茨城県内には、県立の自然公園が9ヶ所整備されています。
このような場所を歩くのも楽しいのですが、一歩踏み出て、地形図に
道が書かれていないような尾根や沢道を歩くのも、いろいろな発見が
あり楽しいものです。

アマドコロが咲いていました。
よく似た植物に、ナルコユリやホウチャクソウがあります。
1アマドコロ

トチバニンジンは、タラノメや朝鮮人参などと同じウコギ科の植物です。
薬用植物として利用されるようです。
2トチバニンジン

明るい林縁にムラサキサギゴケが咲いていました。
3ムラサキサギゴケ

林内に入ると、大形のキク科植物をよく見かけます。
切れ込みの深い葉を持つヤマタイミンガサ (山大明傘) は、茨城県の
準絶滅危惧種に指定されています。
4ヤマタイミンガサ

ラン科植物のジガバチソウ (似我蜂草) です。
これも茨城県の準絶滅危惧種です。
よく似たものに、クモキリソウがあります。
5ジガバチソウ

これもラン科植物のキンラン(金蘭)で、茨城県の準絶滅危惧種です。
山中でこの黄色い花は目立ち、盗掘されることも多いようです。
このようなランの仲間は、生育する環境で特有な菌類と共生することが
多く、持ち帰って庭に植えても絶対に育つことはありません。
自然の中で楽しみましょう。
6キンラン
18 : 23 : 43 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
たくさんのカエデとシロヤシオ
2018 / 05 / 16 ( Wed )
インストラクター仲間で、八溝山を歩きました。
八溝山ではここ数年、春と秋に観察会を実施しています。
春は新緑とシロヤシオ、秋には紅葉が目当てです。

鮮やかな新緑を展開しているのはカジカエデで、日本固有種です。
このカジカエデの葉によく似たものが、カナダの国旗に描かれています。
それはメープルシロップを採取することで知られたサトウカエデです。

八溝山はカエデの種類の多いことで知られていますが、この日も
16種のカエデを確認しました。
アサノハカエデ、イタヤカエデ、イロハモミジ、ウリカエデ、
ウリハダカエデ、エンコウカエデ、オオイタヤメイゲツ、オオモミジ、
カジカエデ、コハウチワカエデ、コミネカエデ、チドリノキ、
ハウチワカエデ、ヒトツバカエデ、ヒナウチワカエデ、ミネカエデ
1カジカエデ

今年は全国的にソメイヨシノをはじめ、開花が早いようです。
山仲間からは、5月に入るとすぐに八溝山のシロヤシオの開花の
連絡を受けました。
今日は、それから半月を過ぎています。
2シロヤシオ

多くの花は盛りを過ぎていましたが、それでも元気な花も見られました。
シロヤシオは、5枚の葉が輪生状につくことから、ゴヨウ(五葉)ツツジとも
呼ばれます。
3シロヤシオ

沢沿いにはフタバアオイが見られました。
和名は二葉葵で、二葉は2枚の葉が対生状につけることから名づけられました。
徳川家の葵の御紋は、この葉を図案化したものです。
高貴な植物の印象を受けますが、ここでは群生しています。
4フタバアオイ
21 : 40 : 54 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
インストラクター仲間との観察会
2018 / 05 / 12 ( Sat )
森林インストラクター神奈川主催の合同観察会が、筑波山で実施されました。
主催の神奈川をはじめ、千葉、埼玉、東京そして茨城のインストラクターが、
筑波山のつつじが丘から女体山、男体山と歩きました。
1観察会

登山道を歩き始めると、両側にツクバネウツギが現れました。
和名を衝羽根 (つくばね) 空木と書き、筑波とは関係ありません。
花は、オレンジ色の網目状模様と5個のがく片が目立ちます。
2ツクバネウツギ

ヒトツバカエデはカエデの仲間ですが、葉は分裂しておらず、一見
カエデのようには見えません。
しかし、葉はカエデの仲間共通の対生となっています。
また、果実はイロハモミジなどと同じく翼がつき、ひらひらと落下します。
秋の黄葉が見事です。
3ヒトツバカエデ

ミツバウツギです。
和名は三葉空木で、三出複葉という葉の形を持つウツギです。
4ミツバウツギ

女体山から下ったところにヒイラギソウが群生していました。
葉がヒイラギに似たところから名付けられたようで、緑の葉の中から
青紫色の花を、段になってつけています。
環境省の絶滅危惧種に指定されている植物で、貴重なものです。
5ヒイラギソウ

立身石 (りっしんいし) と呼ばれる斑レイ岩の好展望地から、
つくば市内を俯瞰します。
6俯瞰

立身石からすぐ下にアズキナシが咲いていました。
緑の葉が茂る中に、5枚の花弁を持つバラ科の植物です。
7アズキナシ
20 : 44 : 18 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
安堵した出会い
2018 / 05 / 05 ( Sat )
今年も自生するクマガイソウを見てきました。
クマガイソウ1

クマガイソウは、我が国の絶滅危惧種であり、山野に自生するのは
貴重なものです。
昨年と比べ10日早い再訪ですが、すでに開花していました。
クマガイソウ2
16 : 49 : 31 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
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