懐かしい万博あとを訪ねて
2018 / 01 / 20 ( Sat )
茨城の自然100選を訪ねて、つくば市の科学万博記念公園から、ゆかりの森を
歩いてきました。
記念公園は、1985年に開催されたつくば科学万博の跡地に作られた公園です。
1記念公園

ここは、 「ぽっかりが丘」 と呼ばれる芝生広場です。
家族連れなどが、思い思いの時を過ごしていました。
2ぽっかりが丘


ぽっかりが丘横にはイチョウ並木が続き、心地よい散策路となっています。
3イチョウ並木


周囲の斜面には、手入れの行き届いた高木樹だけが植栽され、開放的な
印象を与えています。
4人工林

「ぽっちゃん湖」 と呼ばれる池です。
ここはもともとは山林であり、森の持つ保水力が維持されていましたが、
開発によって伐採され、保水力が低下しました。
このため、治水を目的とした調整池として、万博当時からある池です。
5ぽっちゃん湖

日本では戦後しばらくの間、家庭の燃料は薪や炭が中心でした。
しかし昭和30年代になると、それまでの燃料は石炭や石油に代わって
いきました。

科学万博記念公園から北へ数キロ先に位置する 「豊里ゆかりの森」 です。
燃料として使われなくなった平地林を残すにはどうしたら良いか、という
問いかけに対する一つの答えとして万博の年につくられました。
6平地林

アカマツやクヌギなどの平地林の中には、キャンプ場やケビンなどの
宿泊施設がつくられています。
7池

林の中では、昆虫採集や観察することができます。
この昆虫館では、たくさんの昆虫標本が展示されています。
8昆虫館
20 : 44 : 33 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
とりあえず命名された奥の金山
2018 / 01 / 13 ( Sat )
醍醐百名山に書かれた「奥の金山」を探して歩きました。
この山は、八溝山と並び大子町の北部にあり、茨城と栃木県の県境に位置し、
標高722mと書かれています。

八溝山から八溝真名畑林道分岐付近に車を停め、冬季通行止めの八溝線
林道を西に向かいます。少しの間林道を歩き、県境付近から尾根に乗ります。
尾根は、ミヤコザサのヤブになっています。
1登山道

ミヤコザサのヤブを過ぎると、冬枯れの尾根道となりました。
シデ類やブナが多く見られます。そして落ち葉を見るとミズナラです。
この辺りの気候帯は、冷温帯落葉広葉樹林になります。
春の新緑や秋の紅葉時期に歩いてみたいところです。
2登山道

茨城県内には筑波山など、何ヶ所かブナの生育する場所があります。
しかし、県内で見られるブナは樹齢が高く、すでに老木の域に達している
ものがほとんどです。
これらのブナは、世代交代が期待できそうもありません。
そういう中でも、この辺りにはブナの若木が見られます。

樹間からは冠雪した日光連山、高原山などが見え隠れしています。
3ブナ

やがて、尾根に並行するような林道が現れました。
4林道

林道を歩き、標高722mの小ピークに登ります。
ここが 「奥の金山」 でしょう。
ここには三角点や標石がありません。
5奥の金山

八溝山山頂には、熊の目撃情報を伝える案内板が置かれていました。
6熊注意

改めて「醍醐百名山」を読み直してみました。
それによると、常陸の国を佐竹氏が治めていた頃、この辺りは金山開発が
盛んに行われていた。
詳しい説明はないが、標高722mの近くまで金山沢と呼ばれる鉱道が延びて
いたようです。

筆者が「奥の金山」と命名したと書かれています。
大子の山を歩き、この本を著した筆者鈴木三郎氏に敬意を表します。
7奥の金山地図
18 : 07 : 03 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(4)  | page top↑
今年の歩き初め
2018 / 01 / 08 ( Mon )
日立アルプスを歩いてきました。
私にとって、もう20年以上前から続く、この時期恒例の日立アルプス縦走です。
当初の目的は、正月中に溜め込んだエタノールの排出作業でしたが、今は
体力・気力の確認です。

自宅から登山口までのアクセス道、6キロの舗装道路を歩くと風神山
(かぜのかみやま) です。
ここは、阿武隈山地の南端に位置し、遠くは鹿島灘まで見渡すことができます。
1風神山

日立アルプスは、その多くが樹林の中につくられた道で、積雪も少なく、夏も
快適に歩くことができますが、展望はほとんど期待できません。
しかし、そういう中でも、このような景色が見られます。
今日は、日光の山々がぐっと近くに感じられます。
左から日光男体山、大真名子山そして女峰山から帝釈山などの日光連山です。
2日光連山

ここは私の好きな場所です。
コナラやシデなどの立ち木の林床には、ミヤコザサが茂ります。
3登山道

暖温帯落葉広葉樹林が続く冬枯れた登山道では、樹間からは太平洋が
見え隠れします。
4海が見える

そして前方には、高鈴山山頂に建つ国土交通省のレーダー雨量観測所です。
もうまもなく日立アルプスの最高峰高鈴山です。
5高鈴山

この日の高鈴山山頂には、お決まりの中高年に混じり、子供や山ガールなど
多くの登山者で賑わっていました。
ここで始めて腰をおろし休憩、昼食を摂ります。
6高鈴山山頂

山頂からは、この縦走後半となり、御岩山、神峰山、羽黒山から小木津山自然公園
そしてJR小木津駅から日立へ戻ります。

御岩山山頂付近では、狭い場所に人がごった返していました。
近年は、御岩神社がパワースポットとして全国に知られ、たくさんの人が来るように
なりました。
神社参拝だけでは物足りずに山頂まで足を伸ばすのでしょう。
お年寄りや小さい子供が軽装で、滑りやすく石がごろごろした登山道を歩くので、
危なっかしい思いです。
日立アルプス地図
10 : 12 : 13 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(2)  | page top↑
次世代につながる果実
2017 / 12 / 17 ( Sun )
今日は、実のなる植物を探しながら裏山を歩きました。
すぐに目に付いたのは、アオキです。
アオキは、庭木として植栽されているのを見かけます。
特に斑入りのものなどが多いようですが、山に入ると結構斑入りの
アオキを見かけます。
1アオキ

真っ赤なミヤマシキミの果実は山歩きなどで、これはなんですか、
と聞かれる植物です。
緑の葉の中に真っ赤な実がよく目立ちます。
2ミヤマシキミ

ヤブコウジは、十数センチしか伸びず、一見草のように見えますが
これでも常緑の小低木です。
葉の下に赤い果実をつけています。
3ヤブコウジ

まだガマズミの果実も残っていました。
葉が全部落ちていて、わかりにくかったのですが、食べてみて
ガマズミであることを確認しました。
4ガマズミ

サルトリイバラも鮮やかな実をつけていました。
5サルトリイバラ

これはたくさんの果実をつけたツルリンドウです。
6ツルリンドウ

青系の果実も見られます。
写真ではわかりにくいのですが、紫色の実をつけたムラサキシキブです。
7ムラサキシキブ.

ヒサカキもこのような青い実をつけます。
8ヒサカキ

細い葉を掻き分けると、ジャノヒゲの青い実が見られました。
9ジャノヒゲ

これは、オオバジャノヒゲです。
ジャノヒゲに比べると果実の色は、黒味を帯びた青に見えます。
10オオバジャノヒゲ

中にはこのような金色の果実をつけたヘクソカズラです。
11ヘクソカズラ

山の中には、綿毛のようなものをつけた実がたくさん落ちていました。
いくつかを寄せ集め、写真に収めたのがこのテイカカズラです。
先にこの写真はキジョランと書きましたが、インストラクター仲間の
指摘で誤りであることがわかりました。
12キジョラン

そしてこれがキジョランです。
以前近くの山で撮影したものです。
大きな果実の中に綿毛の付いた種子が入っています。
キジョランは、和名を鬼女蘭と書きます。
蘭と書かれますがランの仲間ではありません。
茨城県の準絶滅危惧種に指定されています。
キジョラン

これがテイカカズラの花です。
テイカカズラ

21 : 21 : 22 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
景観優れるも水質汚濁の霞ヶ浦
2017 / 12 / 11 ( Mon )
茨城の自然100選を訪ねて、行方市の天王崎です。
天王崎は、霞ヶ浦を一望できる景観のよい所です。
1霞ヶ浦

天王崎公園は、湖面を埋め立てて造成し霞ヶ浦にせり出した地形で、
夕日の美しさは定評があります。
2天王崎公園

湖畔では、散策したり、釣りをする人の姿が見えます。
大きなナマズを吊り上げた人に話を聞くと、アメリカナマズとのことで、
1970年代にアメリカから食用目的で導入した外来種とのこと。
今では大繁殖し、駆除の対象となっているようです。
3天王崎公園

かつて、霞ヶ浦は水質がよく、1960年代まで湖水浴が行われていました。
当時の霞ヶ浦は、利根川から海につながり、海水が混じる汽水湖でした。
しかし、1974年には水門の完全閉鎖が決まり、これにより霞ヶ浦は淡水湖と
なったのです。
4湖水浴
07 : 53 : 55 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
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