野の花見つけた
2018 / 05 / 02 ( Wed )
県北の山を歩いてきました。
山歩きが目的ですが、この時期花や樹が気になり、なかなか足が
進みません。

コンロンソウは、昔は十字花科とも呼ばれ、アブラナ科の特徴である
4枚の花弁が目立ちます。
1コンロンソウ

ツルカノコソウです。ツルとつきますが、つる植物ではありません。
2ツルカノコソウ

まるで園芸植物と見間違いそうなホソバヤマブキソウです。
ヤマブキソウに比べ、細い葉の品種です。
3ホソバヤマブキソウ

レンプクソウは、別名ゴリンバナ (五輪花)で、茎の先に5個の花が
まとまってつきます。
4レンプクソウ

ワタゲハナグルマは、南アフリカ原産の花で、日本の帰化植物です。
5ワタゲハナグルマ

マムシにカエルです。
マムシグサの花の上に、アマガエルが乗っていました。
6マムシグサ

タチイヌノフグリは、イヌノフグリとともに、見たかった植物です。
7タチイヌノフグリ

雑草として嫌われ者のカタバミですが、よく見ると可愛らしい花です。
8カタバミ

アカバナユウゲショウです。これも帰化植物です。
和名は赤花夕化粧で、紅色の花を夕方に開くことで名づけられた
ようですが、この花は昼間から咲いています。
9ユウゲショウ

オドリコソウが群生していました。
和名は踊り子草で、花のつき方が笠をかぶった踊り子が並んだ姿に
たとえたもの。
よく似た花に上部の葉が赤紫色を帯びるヒメオドリコソウがあります。
10オドリコソウ

シャガはアヤメ科の花で、中国原産です。
この花も不思議な花で、ヒガンバナと同じく種子ができません。
国内で見られるシャガは、すべて同じ遺伝子を持っています。
11シャガ

ホタルカズラが固まって咲いていました。
野の花ではなかなか見ることのできない鮮やかな青色の花は、
すぐ目に付きます。
12ホタルカズラ
07 : 58 : 48 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
葉桜だったオオシマザクラ
2018 / 04 / 14 ( Sat )
今年も、日立市観光課が募集する大島桜観賞ハイキングが行われました。

日立市は、環境省などが選んだ「日本さくら名所100選」に、茨城県では
那珂市の静峰公園とともに選定されています。

日立市が桜の名所になった理由は、日本を代表する銅鉱山の一つで
あった日立鉱山と深い関わりがあります。
鉱山から採掘した鉱石から銅を取り出すとき、亜硫酸ガスが発生します。
植物は、光合成で葉の気孔から大気中の二酸化炭素を取り入れますが、
このとき亜硫酸ガスも吸収してしまいます。
こうなると葉の細胞が破壊され、葉が枯れてしまうのです。
これが煙害です。
日立鉱山は、この煙害対策と、禿山となった鉱山周辺の森を再生する
ために大島桜などを植林したのです。

今年は、桜の開花が例年に比べかなり早く、この日のオオシマザクラは
葉桜となっていました。
しかし、標高を上げるにつれ、たくさんのヤマザクラが迎えてくれました。
大島桜ハイク
21 : 40 : 12 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
古の道を春を探して
2018 / 04 / 01 ( Sun )
山仲間と県北の山を歩いてきました。
ここ数日、初夏を思わせる暖かさで、桜の開花が一気に進みました。
県北の中山間地集落は梅の花が残る中、ソメイヨシノやヤマザクラが
満開となっていました。

民家脇から山に入り、尾根に乗ると可愛らしい薄ピンク色のヒナスミレが
現れました。
1ヒナスミレ

山の斜面には、イワウチワの群生が。
2イワウチワ

白や淡い紅色の、フリルのついた花弁を広げています。
3イワウチワ

今年は、ヤマツツジの開花もだいぶ早まっているようです。
4ヤマツツジ

こちらも気が早いトウゴクミツバツツジが一厘だけ花弁を広げています。
周りには、開花予備軍のたくさんのつぼみが取り巻いています。
これからいっせいに赤紫色の花弁を広げることでしょう。
5トウゴクミツバツツジ

ダンコウバイは、今が盛りです。
6ダンコウバイ

開花の終えたフサザクラです。
サクラの名前がつきますが、桜の仲間ではありません。
花弁がなく、原始的な植物といわれています。
7フサザクラ

ミヤマキケマンも、固まって咲いていました。
8ミヤマキケマン

ニリンソウは、早春の沢沿いでよく見られます。
9ニリンソウ

清楚で可愛らしいキクザキイチゲです。
10キクザキイチゲ

なぜこんなところに、と思えるような尾根に馬頭観音が祀られていました。
11馬頭観音

ここには、二十三夜塔の石碑が。
近くには、愛宕山や栃原金山跡があります。
愛宕山と名づけられた山は、県内にもいくつかありますが、かつては
信仰の山として地域の人たちによって守られてきました。
また、栃原金山は、江戸時代に佐竹藩の隠れ金山として採掘されて
いました。
馬頭観音や、この二十三夜塔はこれらの山や金山とどのような関連が
あるのでしょうか。
12二十三夜塔
20 : 18 : 27 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
お花見はまだ少し先
2018 / 03 / 17 ( Sat )
春の兆しを求めて、高萩市の花貫さくら公園を歩いてきました。

ここは、「海が見えるダム」として知られる花貫ダム (はなぬきダム) 下に
広がる公園です。ここには、300本のソメイヨシノが植えられ、花見の
時期には大勢の人で賑わいます。
1花貫ダム

ダムの前には、キブシが咲き始めています。
この時期、まだ冬枯れの立ち木の中に淡い黄色の花が垂れ下がってつく
キブシは、よく目立ちます。
キブシ


さくら公園ですが、園内には梅も植えられています。
白梅、紅梅が次のソメイヨシノにバトンタッチをするように、少しずつ
散り始めていました。
3梅

今日の目的は二つあり、一つは、あわよくば絶滅危惧種の
イヌノフグリに出会えないか、ということです。

散策路には、ホトケノザやオオイヌノフグリが咲いています。
オオイヌノフグリと一緒に咲いていたのがこの花です。
タチイヌノフグリかフラサバソウか、同定に迷うところですが、
イヌノフグリでないことは確かです。
4このフグリは

公園から山に登ります。
標高を上げると、尾根道にはイワウチワが現れました。
じっくり観察すると、まだ固いつぼみが見られました。
ソメイヨシノの開花とほぼ同じくして、淡いピンク色の可愛らしい花を
咲かせます。
5イワウチワ

大きく枝を広げているのは、エドヒガン (江戸彼岸) です。
これを見るのが、今日の二つ目の目的です。

エドヒガンは、日本の野生種のサクラの一つで、和名の通り彼岸の頃に
咲くのでこの名前がついたようです。
このエドヒガンとオオシマザクラが交雑して生まれたのが、お花見でよく
知られるソメイヨシノです。

茨城県内では、エドヒガンの野生種はないとされてきましたが、昭和54年に
花貫渓谷で自生しているのが確認されました。
彼岸も間近ですが、遠目に見るとまだつぼみは膨らんでないようです。
6エドヒガン

稜線に出ると、この地方では見事なブナが現れました。
5月になると、枝一杯に新葉が展開するでしょう。
7ブナ

さくら公園内のソメイヨシノは、つぼみはまだ固いままです。

今年、サクラの開花は全国的に早いようですが、県北の山間部に位置する
この公園では、お花見は4月に入ってからでしょうか。
8ソメイヨシノ
21 : 37 : 13 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
今年もほろ苦い味が
2018 / 02 / 24 ( Sat )
近くの山を歩いてきました。
気温が低い日が続き、数日前に降った雪がまだ残っています。
1雪道

この辺りはスギ、ヒノキの植林が多く、スギの雄花は花粉を飛ばす準備を
しています。
重度の花粉症を自認する私ですが、避けては通れないこれからの季節です。
2スギ花粉

今は歩く人のいない道ですが、ここに「山神山」と彫られた石と祠が祭られて
います。
昔の人は、山や川などあらゆる自然に神が宿るという、自然崇拝の意識が
あったのでしょうか。
3山神様

コウヤボウキは、花が咲き終えると綿毛がタンポポのように風に舞い、
種子を散布します。
そして残ったガクが、ドライフラワーとなっています。
4コウヤボウキ

これは、コウヤボウキと同じキク科の植物でオケラです。
これもドライフラワーとなって残っていました。
5オケラ

これは、沢沿いに多く見られるコクサギの果実です。
熟すと二つに裂け、種子を弾き飛ばします。
そのあとしばらくは、この形で枝についたまま残っています。
6コクサギ

これも沢沿いに多く見られるタマアジサイです。
夏から秋にかけて花を咲かせますが、そのままドライフラワーとなって
残っています。
種を落とした果実とアジサイの装飾花が残っています。
7タマアジサイ

ヤブの中には、その名の通りヤブツバキが咲いていました。
「椿咲く 春」も近づいています
8ヤブツバキ

今日の目的はこれです。
今年も初物をいただきました。
9フキノトウ
20 : 52 : 33 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(6)  | page top↑
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