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スダジイの森に囲まれた古刹
2017 / 05 / 05 ( Fri )
茨城の自然100選を訪ねて、桜川市真壁町の椎尾山薬王院
(しいおさんやくおういん) を歩いてきました。
奈良時代の延暦元年に開山されたという椎尾山薬王院は、天台宗の
古刹で、静かに樹木の緑に溶け込んでいます。

仁王門には、仁王像とともに風神・雷神像が祀られています。
脇には、「生命安全・無事故無違反の人生・家内安全」と書かれた大きな
草履が、奉納されています。
1仁王門

常緑樹に囲まれた森の中で、江戸時代中期の建物という三重塔が
凛とした姿を見せています。
2三重塔

三重塔の脇には御神木でしょうか、樹齢500年ともいわれる
スダジイの巨樹です。
3三重塔とスダジイ

本堂の先には、筑波山が見えます。
ここからは、筑波山までの登山道が整備されています。
4本堂から筑波山

薬王院境内周辺には、ブナ科のスダジイが群生しています。
推定年齢300~500年といわれる巨木が多く、スダジイ樹叢の
北限になるようです。
5スダジイ

スダジイは、成長すると樹皮に縦の裂け目が入る特徴があります。
これほどの巨木になると、板根 (ばんこん) と呼ばれる根が発達します。
板根は、根が土の中に伸ばせなくなった場合、樹木自身を支えるために、
根がこのように変化し成長したものです。
6スダジイ
17 : 58 : 58 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
花こう岩に彫られた岩絵
2017 / 03 / 04 ( Sat )
茨城の自然100選を訪ねて、かすみがうら市に位置する筑波連山の
閑居山 (かんきょさん) 百体磨崖仏 (まがいぶつ) を訪ねました。
案内板に導かれて閑居山の中腹に入ると、五輪塔が置かれています。
1閑居山

その先には、石仏が斜面に散在しています。
2石仏

周囲は、スダジイやカシ、モミなど常緑樹の林です。
3森林

摩崖仏の彫られた花こう岩や、金堀穴 (かなほりあな) と呼ばれる
洞窟があります。
4摩崖仏

金堀穴は、弘法大師の閑居跡といわれていますが、世俗を離れて
静かに過ごした場所というより、金鉱石を掘り出した穴でしょうか。
5金掘穴

この岩は、筑波山で見られるものと同じです。
中生代から新生代に変わった約6000万年前、地下深くでマグマが冷え
固まってできた花こう岩が、その後の地殻変動で隆起したものです。
6花こう岩

摩崖仏は、花こう岩の岩体に浮き彫りされた岩絵で、薄肉線刻
(うすにくせんこく)
と呼ばれています。
7摩崖仏

摩崖仏は百体観音とも呼ばれ、鎌倉時代に彫られたものですが、
室町時代、そして江戸時代と思われるものもあるようです。
8摩崖仏
17 : 10 : 23 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
筑波山塊の小さな滝
2017 / 02 / 11 ( Sat )
茨城の自然100選を訪ねて、石岡市の鳴滝 (なるたき) を歩いてきました。
筑波山地は、筑波山の北部から続く山塊と、吾国山から難台山方面の
山塊があります。
鳴滝は、筑波山北東部の難台山から、愛宕山や鐘転山 (かねころばしやま)
に向かう尾根の中腹から流れ出る沢にある小さな滝です。

山道を上がって行くと駐車スペースがあり、そこに「滝見所」と書かれた
簡素な案内板があります。
ここから、上部の滝から沢の様子を見ることができます。
1鳴滝

「滝見所」から滝の入り口まで道路が続いています。
途中には東屋もつくられ、サクラの木も植えられています。
2東屋

地質関係のサイトによると、滝は「砂質・泥質ホルンフェルス」と
書かれています。
これは砂岩や泥岩などが堆積した地層に、高温のマグマなどが
入り込み、熱によって本来の性質が変化した岩ということです。
滝といっても水量は少なく、緩やかな岩石の斜面を滑り落ちる
滑滝 (なめたき) です。
この滝に沿って道がつくられ、手すりが取り付けられています。
3鳴滝

道を上ると、鳴滝不動尊が祀られています。
安政年間の建立とされ、昔は修験者が滝に打たれて修行。
戦争中には戦地に赴いた男たちの、残された家族がお百度参りをして
無事を祈願したとのことです。
4不動尊

滝を俯瞰します。
スギの人工林の間の小さな沢を流れています。
5鳴滝



17 : 01 : 56 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
広葉樹の中のハイキング道
2017 / 02 / 04 ( Sat )
茨城の自然100選を訪ねて、笠間市の愛宕山から難台山を歩いてきました。

愛宕山中腹にある駐車場に車を停め、愛宕神社表参道の石段を上ります。
シイやカシ類の大木に覆われた、300段を超える石段を上ると、神社の拝殿
があります。
1表参道

愛宕山の山頂に建てられた愛宕神社は、創建が平安時代初期の大同元年と
伝えられている歴史ある神社です。
2愛宕神社

愛宕山から南は、天狗の森公園が整備され、広い駐車場がつくられています。
ここからも愛宕神社への参道が通じています。
3駐車場参道

天狗の森公園には、地形の起伏を利用し、あたご天狗の森スカイロッジが
建てられ、家族連れなどに利用されています。
4ロッジ

愛宕山から難台山 (なんだいさん) 、その先吾国山 (わがくにさん) までの
ハイキングコースが整備されています。
5ハイキング道.

ハイキングコースを、難台山まで歩きました。
尾根上の小ピークに、南山展望台が建てられています。
6南山展望台

展望台に上ると、尾根上に天狗の森スカイロッジ、その先のピークは
神社の建てられた愛宕山です。
山麗には笠間の街並みが広がり、その先遠くには阿武隈山地の南端、
多賀山地が見えます。
11愛宕山

よく整備されたハイキング道は、ハイカーに交じりトレイルランニングの
人たちも、多くみられました。
7ハイキング道

尾根道の多くは、コナラやシデなどの里山林を構成する落葉広葉樹で、
冬枯れのこの時期、どこからでも市街地を見ることができます。
8ハイキング道

好天に恵まれたこの日、難台山山頂にはたくさんの人たちで賑わっていました。
9難台山山頂

石岡市の街並みの先は、吾国山から派生した尾根、その先には筑波山に
続く、筑波山地が見えます。
11筑波山地
19 : 30 : 53 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(6)  | page top↑
日本の重要湿地に選定された千波湖
2017 / 01 / 22 ( Sun )
茨城の自然100選を訪ねて、これまで家族などと何度も行った水戸市の
千波湖周辺を歩いてきました。

千波湖の南西部に、水戸市が整備した「少年の森」があります。
1少年の森

千波湖から見る森の外観は、常緑広葉樹に囲まれた丘になっています。
中に入ると、落葉樹の森があり、芝生の広場があり、そこには子供たちの
遊具がたくさんつくられ、親子連れで賑わっています。
2少年の森

千波湖では、この時期たくさんの野鳥が湖面を賑わしています。
しかし昨年末、千波湖の野鳥から鳥インフルエンザウィルスが検出され、
ウィルス拡散防止のための案内板があちこちに立てられていました。
3千波湖

1周3キロの千波湖の遊歩道には、散歩する人やジョギングの人たちで
賑わっています。
周囲には、ソメイヨシノなど園芸種を中心に、30種を超える品種のサクラ
約750本が植えられています。
また2016年には、千波湖および周辺湧水が環境省による日本の重要
湿地に選定されています。
4千波湖

遊歩道の立ち木には、空飛ぶ宝石ともいわれるカワセミがとまっていました。
千波湖の隣を流れる桜川の小魚を狙って、急降下しました。
5カワセミ

千波湖から偕楽園に向かいました。
恒例の梅まつりはまだ先で、園内は閑散としています。
6梅林

そんな梅林の中に、早咲きの紅梅が咲いていました。
7紅梅

偕楽園は、水戸藩第9代藩主徳川斉昭 (とくがわなりあき) によって
造られました。
岡山市の後楽園や金沢市の兼六園と並んで、日本三名園の一つに
数えられます。

園内には、斉昭の別荘として建てられた好文亭 (こうぶんてい) があります。
8好文亭

梅林の南には、芝生の広がる見晴広場があります。
ここにはたくさんの萩が植えられ、秋には萩まつりが開かれます。
ここからは、千波湖が見渡せます。
9偕楽園
21 : 28 : 39 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(8)  | page top↑
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