ランを見に、神社めぐり
2017 / 07 / 27 ( Thu )
この7月に入り、2度目の鹿行方面歩きです。
今回も鹿島市に住む山仲間の案内で、鹿島から神栖、そして千葉県香取市へ
足を伸ばしました。
最初に向かったのは、鹿島神宮です。
鹿島神宮の森は神域ということもあり、長い間守られてきました。
このため、スギなどの巨樹、古木があちこちで見られます。

今日は、これらの古木に着生するラン科植物のフウランを探すのが目的です。
環境省の絶滅危惧種に指定されているフウランは、茨城県のレッドデータ
ブックを見ると、鹿嶋市と神栖市に生育すると書かれています。
広い境内でまだ見たことのないフウランを探し出すのは至難の業で、仲間が
神社の関係者に聞いてくれました。
そこで教えてもらったのが、この写真です。
スダジイの古木の上のほうに1ヶ所だけ確認できました。
写真ではわかりにくいのですが、真ん中付近の幹についている白いものが
フウランです。
私のデジカメでは、精一杯ズームしてこの程度です。

フウランは、県内で見られるのはここだけと思われますが、お隣千葉県の
香取神宮では結構見られるということで、仲間が下見をしてくれました。
1鹿嶋神社

鹿島神宮からは、香取神社に向かう前にちょっと寄り道します。
そこは、神栖市にある一等三角点の設置された弁天山です。
弁天山は、鹿島臨海工業地帯の鹿島東部コンビナートにある、鹿島
南共同発電(株)の工場内にあります。
このため、山に登るには会社の許可をもらう必要があり、入門時に
運転免許証のコピーを提出しました。
2弁天山1等三角

ピークからの展望は、石油化学コンビナートが広がります。
西方面すぐ先には、鹿島港が入り込んでいます。
3弁天山展望

神栖で昼食後、利根川を渡り、香取市の香取神宮に向かいました。
ここの香取神宮は、全国にある香取神社の総本社ということで、
歴史のある神社です。
4香取神宮

早速、神社の楼門脇のケヤキの古木に着生したフウランが見られました。
5香取フウラン

拝殿近くのクロマツに着生しています。
6香取フウラン

こちらは、イチョウの古木に着生しています。
フウラン(風蘭)は、花の美しさと香りで観賞用に栽培されているようです。
今日見たフウランは、すべて古木で、人の手の届かない高いところで見られ
ました。
種が風に乗って、古木に着生したコケについて成長したものでしょうか。
ほかの植物の生育に適さないこのニッチな場所を獲得して、力強く生き続け
ているのです。
7香取フウラン
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コメント
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鹿島神宮には時々出かけますが、そのような植物が生息していることは知りませんでした。
いつものことですが山猿さんのブログでは、植物の勉強になります。香取神宮はトレーニングの時に寄ります。今度上を向いて歩いてみます。

弁天山は私のフィールドでした。
昭和40年過ぎの頃、周辺の工業団地造成の基本測量が私の仕事でした。
太陽が高くならないうちにトランシット(測量器具で望遠鏡の付いたもの)をこの三角点に据えて、周囲の三角点を観て、測量の基本データを作るのです。
あの小高い砂山で、将来の工業団地の完成写真を描きながらの青春でした。
その頃の計算は対数表片手にタイガー計算機をガリガリ回して。電卓はありませんでした。
by: 山さん * 2017/07/31 08:02 * URL [ 編集] | page top↑
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フウランは国の絶滅危惧種に指定され、大変希少な植物です。
鹿島神宮や香取神宮で見られるのは、古い森が守られているからなのでしょうね。
神栖には、東国三社の息栖神社がありますね。
ここでも、もしかしたら見られるのかもしれません。

弁天山は、山さんの若き時代の仕事場でしたか。
その頃の鹿島地方は、まだ砂地が広がっていたのでしょうね。
その砂漠のような地域を動き回っていた青年時代、いろいろ思い出があることでしょう。
機会があれば、酒でも飲みながら聞きたいものです。
by: yamazaru * 2017/07/31 12:22 * URL [ 編集] | page top↑
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