多くの水害をもたらした坂東太郎
2015 / 09 / 22 ( Tue )
茨城の自然100選を訪ねて、今回は取手市と千葉県我孫子市に
かかる、古利根沼を歩いてきました。

古利根沼は、かっては利根川の本流の一部でした。
しかし、ここは大きく蛇行しており、河川の氾濫による水害が多く
発生しました。
このため、明治40年から大正9年にかけて改修工事が行われ、
大きく蛇行していた川は、現在の形に姿を変えたのです。
1古利根沼

古利根沼は、千葉県我孫子市と茨城県取手市との県境に位置します。
大正時代中期までは利根川の本流であり、そこが県境ともなって
いました。
河川改修後も県境は変更されず、現在も千葉県と茨城県の県境は
古利根沼を通っています。
2古利根沼

沼の左側の森は千葉県我孫子市で、シラカシ、シロダモの常緑樹と、
コナラ、ハンノキなどの落葉樹の混生した森となっています。
ここ古利根沼は、ヘラブナやブラックバスの釣り場として、知られて
いるようです。
3古利根沼

紅紫色のゲンノショウコが咲いていました。
東日本では、白い花が多く、このような紅紫色の花は西日本に多い
ようで、珍しい色のゲンノショウコです。
4ゲンノショウコ

古利根沼の東端から利根川に通じる場所にポンプ建屋があり、水門と
なっています。
5水門

沼から利根川に流れ込んでいました。
6水門

案内板には、排水用圦樋 (にゅうひ) と書かれています。
圦樋とは、水を引き入れたり出したりするために設けた水門の樋 (とい)
です。
排水用圦樋は、古利根沼から利根川に水を送るためのものでしょうか。
7水門

利根川の先には、うっすらと筑波山が見えました。
8利根川と筑波山
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コメント
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古利根沼」は懐かしいですね。
取手市のこの地域は茨城県なので、利根川を越えて県道の巡視に行ったことが有ります。竜ヶ崎土木事務所の管内ですので。

確か市内側から対岸に行く渡しがあった記憶です。もう随分昔のことですから、交通事情の関係で現在状況は不明です。
名前は「小堀」と書いて(おおほり)と読ませます。

蛇足ですが
この辺りの利根川には洪水調整のための大きな遊水池があります。
取手市側には稲戸井遊水池。先日氾濫した鬼怒川との合流点には菅生調節池。対岸の千葉県側には田中調節池。
菅生調節池をジックリ見学したことがありますが、利根川の水位が上昇した時には越流するための越流堤が頑丈に出来ています。鬼怒川ではこれが無くて越流(溢水)した水で破堤して大洪水になってしまったのでした。
利根川の水位が下がるとポンプで排水(内水排除という)するのです。
古利根沼でご覧になった水路とポンプ施設はこれと同じ目的です。また、沼の水が腐敗しないように、水位を維持するために揚排水ポンプが付いているかもしれませんね。
by: 山さん * 2015/09/29 07:15 * URL [ 編集] | page top↑
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対岸に向かう渡し舟は、今もあります。
小堀(おおほり)の渡しとして、市営の渡し舟が今も運航しています。
やはり利根川は暴れ川として知られているので、洪水対策も考えられてきたのでしょうか。
隣の小貝川でも、堰が何箇所かに作られています。

菅生調節池には越流堤というのもあるのですか。
近くへ行ったときには、立ち寄ってみましょう。
私が見た古利根沼のポンプ施設は、沼と利根川の水を揚水したり、排水したりするためのポンプなのですね。
by: yamazaru * 2015/09/30 20:30 * URL [ 編集] | page top↑
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