野口池と土師の湿原
2015 / 07 / 11 ( Sat )
茨城の自然を訪ねて、今日は笠間市の野口池と、土師 (はじ)
湿原を歩きました。

野口池は、旧岩間町にあり、この地は湿原が多いようです。
それは、筑波山地の東部である愛宕山や難台山などの扇状地に
広がった町で、湧水が豊富だからです。
1右が池

道路地図を頼りに、見当をつけて野口池付近に入りますが、案内板など
一切なく、畑の中のわずかな駐車スペースに車を停めました。
林に囲まれた中に池はあるのだろうと考え、とりあえず林の中に入ります。
2右が湿原

右手の湿原と思われる方向には、アシが茂り、分け入る気にはなりません。
3湿原方向

すぐに森林になります。
4森に入る

わずかな地形の変化を見てヤブに入ると、湿地と池を分けるようになります。
右が湿地、左が池です。
5森に入る

湿地が見えました。
6湿原

水路があり、水溜り以外はアシが密生しています。
この中には入れそうもありません。

この付近は、約6~7千年前の間氷期には海が入り込んでおり、その頃の
生き残りである植物も見られるはずでしたが、それも絶滅したのでしょうか。
7湿原

オレンジ色の花が見えたので近寄ってみると、ノカンゾウが、ポツリポツリ
と咲いていました。
8ノカンゾウ

再び森に入ります。
9森に入る

野口池です。
静かな湖畔は、時折静寂を破り、ウシガエルの鳴き声が響きます。
カモが泳ぎ、コサギが餌を狙うように水面を見つめています。
10野口池

ポンプ小屋らしきところに、「野口池自然環境保全地域」の案内板が、
放置されたように置かれていました。
11案内

このあと、ここからわずか北にあるはずの土師 (はじ) の湿原方面に
向かいました。
場所がわからず、「茨城の自然100選」に書かれた、概略の案内図
だけが頼りです。

田んぼの用水路に水車が見え、車を停めます。
12水車

用水路から分けられた水が流れ込み、水車は勢いよく回っていました。
近くには、他にも小さな水車が動いていました。
これらの水車は、揚水とか、製粉とかに使われているようでもなく、
景観をつくるためのものと思われます。
私には、心地よい田園風景が感じられました。
13水車
このあと、土師の湿原を探して、それらしいところを回ったのですが、
結局湿原はわからずじまいでした。
今日訪ねた、野口池湿原も土師の湿原も、県内外の市民の声を反映して
選定された貴重な自然であり、行政は保全に勤め、利用しやすい環境を
作り上げてほしいと思います。
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コメント
--野口池周辺--

30年近く前に岩間に湿原があるとの新聞記事を読んだことがあってしばらく忘れていたのですが、先日航空写真を観ていたら野口池の上流に木道らしきものを発見しました。
で、本日探索してきましたが、私有地の中を通らねばならず断念しました。ポンプ小屋のところにある幟旗と同様のものが栗畑(?)の奥に見えましたが、たぶんその辺りだと思われます。
県道43号から野口池を挟んで海洋センターとは反対側(西側)を南北に通る車道に入ってすぐ森の中にも小さな沼がありますね。
by: ヒマな人 * 2015/07/31 16:22 * URL [ 編集] | page top↑
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ヒマな人さん
コメント、ありがとうございます。
後日、笠間市に問い合わせたところ、野口池周辺の湿原とは、野口池から南西方面に下り、県道43号沿いの椚山と呼ばれる周辺が「野口池自然環境保全地域」のようです。
ここには木道も整備されているようです。この辺の地図を見ると、池が点在しています。小さな池は森の中にもあるようです。やはり湧水が多いためでしょうか。
近いうちに再訪してみようと考えています。
また、土師の湿原は笠間市も把握してないとのことで、地元の人が管理しているのでは、とのことでした。
by: yamazaru * 2015/07/31 17:40 * URL [ 編集] | page top↑
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