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蔵王坊平を歩いてきました。
2009 / 02 / 02 ( Mon )
 山仲間と山形の蔵王坊平高原でスノーシューハイキングを楽しんできました。
蔵王連峰の最高峰は熊野岳で、植生は冷温帯落葉紅葉樹林帯、垂直分布では亜高山帯に属します。
標高1000m付近では落葉広葉樹のブナ、ミズナラ、ダケカンバが、1300mを過ぎるとオオシラビソが出現します。オオシラビソは幻想的な樹氷をつくります。
小さな範囲ですが、ブナの純林も見られました。新緑の時期には素晴らしい新葉の展開が見られると思います。
私はこの時期の樹木を観察するため、森林に入りました。

ミズナラです。私の住む茨城県では、ミズナラは北部の八溝山地の標高の高いところに見られます。
また、なんと、日立市の高鈴山山頂付近に1本だけ見ることができます。寒冷な気候に生育する植物なので、このミズナラも他の植物との競争で、いつまでがんばれるでしょうか。
この木は木目の美しさからフローリング材に利用されますが、果実のどんぐりは野生動物の貴重な食料となるもので、人間の都合で伐採して欲しくない、と私は思います。
09-01蔵王ミズナラ


ブナです。私にとって深い思い入れのある樹木です。いや、私以外にもこの木には特別な思いがある人が多いと思います。
茨城県にも、筑波山や北部山地の標高の高いところ、そして日立市十王町の竪割山などでも見ることができます。しかし、ブナの美しさはなんといっても日本海側のブナにはかなわないと、私は考えます。
この話はまた追い追い書いていくつもりです。
09-01蔵王ブナ


ダケカンバです。この木も山歩きをする人にとっては親しみを感じるでしょう。
写真の木は枝を大きく広げ、恵まれた環境で伸び伸びと育っていますが、私は、過酷な条件のもとに生育するダケカンバが好きです。まさに森林限界に近づこうとする尾根などに見られるダケカンバは、矮小化し、ごつごつとした荒くれ男のような趣を感じます。
09-01蔵王ダケカンバ


ミズナラの殻斗(かくと。どんぐりが入るお椀です)と、まだまだ硬い新芽です。雪の中から顔をのぞかせていました。殻斗の中にも雪が詰まっています。
09-01蔵王ミズナラ殻斗


ミズナラです。葉が落葉しないで残っています。
広葉樹の葉が秋には落ちるというメカニズムは、葉の細胞に離層という、その名の通り細胞の一部に層が形成され、そこから落葉します。しかし、ブナ科の植物には、この離層ができずに、葉をつけたまま冬を越す植物があります。古い農家などの庭先に植えられたカシワの木の葉が真冬でもたくさんの葉をつけているのをよく見かけます。ミズナラもブナ科の植物です。
09-01蔵王ミズナラの葉


ブナの新芽が雪の中から顔をのぞかせていました。
この辺では、雪の下にはたくさんのブナの稚樹が育っているのでしょうか。このまま真っ白い雪の上から新緑が出たブナを見てみたいものです。
09-01蔵王ブナ芽生え


ブナの幹の周りにできる穴で、ブナの根開き穴と言います。厳冬期のこの時期でも、ブナは春を迎えるために活動を始めているのでしょうか。
09-01蔵王根回り穴


この日は吹雪でしたが、スノーシューで歩きました。
09-01スノーシュー

オオシラビソ(別名:アオモリトドマツ)です。樹氷はまだこれからです。
樹氷のできるメカニズムは結構複雑で、東北の一部の山でしか見ることはできません。それは地形と気候に大きく左右されるからです。成長したモンスターを見ると、幻想的ななんとも不思議な気分にさせてくれます。
09-01樹氷

雪で曲がった枝が沢をふさぎます。
小さな沢ですが、沢沿いには樹木が少なく、沢沿いの樹木の枝には雪が多く積もります。その結果、雪の重みでこのように大きくたわみます。しかし、雪解けと共にこの枝もビーンと元気に跳ね上がり、春の訪れと共に、またたくさんの葉をつけることでしょう。
09-01樹木の倒れ
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発芽しなかったマテバシイ
ブナ科の植物、マテバシイ。 日本有数のドングリ園芸家のちーず。クンですが。 マテバシイの発芽には、成功しませんでした。 でもいいんです、失敗は成功の元なのです。 【ベランダ園芸:マテバシイの育て方】 【ベランダ園芸:マテバシイ栽培-2007年04月05日-】 ほぼ日刊そらいろ新聞【2009/04/20 09:07】
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