花を見ながらの山歩き
2017 / 05 / 20 ( Sat )
山仲間と県北の山を歩いてきました。
尾根を歩いて見かけた花です。
最初に遠目で見たとき、あれタニウツギが咲いてる、と思いました。
タニウツギは、日本海側で見られるウツギの仲間で、県内に自生は
ないはずです。
近づいて観察すると、萼片の特徴がツクバネウツギです。
萼片が羽根突きの羽根に似ていることから、ツクバネウツギと
名付けられました。
ツクバネウツギの花の色は白や黄色ですが、この花は赤い色で、
ベニバナツクバネウツギです。
1ベニバナツクバネウツギ

クワガタソウは、オオイヌノフグリと同じ仲間です。
全国に普通に見られる雑草と書かれた図鑑もありますが、それほど
見かけるものでしょうか。
2クワガタソウ

これは鮮やかな青紫のヤマタツナミソウです。
3ヤマタツナミソウ

ヤマブキソウも咲いていました。
緑の広がる林床植物の中に、ひときわ映える黄色の花弁を
広げていました。
4ヤマブキソウ

タチガシワは、4月にも御前山で観察しましたが、これほどまとまって
咲くものは珍しいと思います。
5タチガシワ

ギンランです。
よく似た植物でササバギンランがありますが、多く見られるのはササバギンランです。
6ギンラン

キンランは、群生状態で咲いていました。
7キンラン
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21 : 36 : 47 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
クマガイソウ観察
2017 / 05 / 16 ( Tue )
昨年、山歩きで偶然自生のクマガイソウを見つけました
この時は、花が終わった後でしたが、開花期にぜひ
再訪したいと思い込んでいました。
少し遅いかな、と心配しつつ自生地を訪ねましたが、
ちょうどいい具合に咲いていてくれました。
クマガイソウ1 

クマガイソウは、環境省の絶滅危惧種に指定されている
貴重な植物です。
以前は、山地や平地の樹林下でそこそこ見られたようですが、
盗掘などに会い、自生のものは急激に減少しているようです。
この自生地も、守らなければならない貴重な場所です。
クマガイソウ2
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21 : 03 : 00 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
かみね公園ジオハイキング
2017 / 05 / 14 ( Sun )
日立市のかみね公園ジオハイキングが終了しました。
昨夜来の雨も上がり、多少のキャンセルも出ましたが、
30人近い参加者を得て、かみね公園から鞍掛山まで
日本最古の地層や植物の案内をしました。
鞍掛山

20 : 00 : 00 | ジオパークインタープリター | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
ブナが覆う修験の道
2017 / 05 / 13 ( Sat )
茨城の自然100選を訪ねて。
筑波連山の一つである加波山は、修験道の霊山として知られて
いました。

江戸時代以前までは、加波山大権現と呼ばれる神社でした。
江戸時代になると、中宮、本宮、新宮をそれぞれ別な寺院が納め、
3社に分かれました。
しかし、明治新政府が神仏分離令を出し、これまで続いてきた神仏
習合を禁じたのです。
現在は、加波山神社中宮が加波山神社、本宮が加波山三枝祇
(さえなづみ) 神社本宮、そして親宮が加波山三枝祇神社親宮のことを
いいます。  (つくば新聞より)

左が中宮拝殿、右が親宮拝殿です。
1加波山神社拝殿

中宮拝殿と親宮拝殿の間につくられた道を登ると、山頂には、
本宮が祀られています。
2加波山神社本宮

山頂付近ではブナが多く見られ、この時期新緑を展開しています。
4ブナ

山頂付近には、新緑に混じりヤマザクラも見られます。
木々の間からは、燕山(つばくろさん)と山頂の電波塔です。
5新緑

新緑に混じり鮮やかな赤紫色の花を見せるのは、
トウゴクミツバツツジです。
6トウゴクミツバツツジ

この付近は、良質な花こう岩の山地としても知られています。
加波山花こう岩は真壁石とも呼ばれ、迎賓館などの建築にも
使われています。
山頂付近では、節理の発達した巨石が多く見られます。
7花こう岩

加波山は、歴史的にも知られた山です。
明治時代、自由民権運動が高まり、「加波山事件」が起こりました。
しかし、計画した自由党員は追い詰められ、ここ加波山に
立てこもり決起を呼びかけたが失敗し、彼らは処刑されました。
彼らが掲げた自由の旗を象徴する「旗立石 (はたたていし) 」です。
3旗立石

追い詰められた自由党員は、「圧制政府転覆」「自由の魁」などの
旗を掲げました。
ここには、「自由の魁」と彫られた花こう岩があります。
8自由の魁
20 : 58 : 00 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
幸運な植物との出会い
2017 / 05 / 12 ( Fri )
東北の山を歩いてきました。
森の中で初めて見る植物に出会いました。

調べてみたら、ユキノシタ科 (新分類体系ではスグリ科) のヤシャビシャクです。
山と渓谷社発行の 「樹に咲く花」 では、 「希少種 出会えたらとても幸運」 と書かれています。

この植物は、環境省の準絶滅危惧種に指定されているもので、貴重なものです。
今日、偶然にも見ることのできたことは、とても幸運です。
ヤシャビシャク
18 : 00 : 02 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
安産、子育ての観音様
2017 / 05 / 05 ( Fri )
茨城の自然100選を訪ねて、筑波連山北部の山、桜川市の雨引山を
歩いてきました。

平安時代初期、嵯峨天皇の時代、大干ばつで国中が飢饉に見舞われ
ました。
この時、天皇が自ら写経し、この山で雨が降ることを祈らせた、との
言い伝えがあり、山号の雨引山はここからきたようです。

厄除けの石段といわれる145段の石段の両側には、3000株のアジサイが
植えられ、参詣する人々を迎えています。
1石段

山門から石段を登ると、右手に鐘楼堂 (しょうろうどう) が見えます。
2鐘楼堂

朱塗りされた荘厳な仁王門には、二体の仁王像が祀られています
3仁王門


一般的には雨引観音と呼ばれていますが、雨引山楽法寺という
真言宗の寺院です。
4本堂-観音堂

境内には、クジャクが放し飼いされています。
最初に見たときには驚きましたが、慣れた様子で参詣者の目を
楽しませてくれます。
5クジャク

これも荘厳さを感じる多宝塔です。
6多宝塔

境内にはスダジイの巨木も多く、桜やアジサイそしてカエデの
紅葉などでも知られています。
7新緑
21 : 33 : 49 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
スダジイの森に囲まれた古刹
2017 / 05 / 05 ( Fri )
茨城の自然100選を訪ねて、桜川市真壁町の椎尾山薬王院
(しいおさんやくおういん) を歩いてきました。
奈良時代の延暦元年に開山されたという椎尾山薬王院は、天台宗の
古刹で、静かに樹木の緑に溶け込んでいます。

仁王門には、仁王像とともに風神・雷神像が祀られています。
脇には、「生命安全・無事故無違反の人生・家内安全」と書かれた大きな
草履が、奉納されています。
1仁王門

常緑樹に囲まれた森の中で、江戸時代中期の建物という三重塔が
凛とした姿を見せています。
2三重塔

三重塔の脇には御神木でしょうか、樹齢500年ともいわれる
スダジイの巨樹です。
3三重塔とスダジイ

本堂の先には、筑波山が見えます。
ここからは、筑波山までの登山道が整備されています。
4本堂から筑波山

薬王院境内周辺には、ブナ科のスダジイが群生しています。
推定年齢300~500年といわれる巨木が多く、スダジイ樹叢の
北限になるようです。
5スダジイ

スダジイは、成長すると樹皮に縦の裂け目が入る特徴があります。
これほどの巨木になると、板根 (ばんこん) と呼ばれる根が発達します。
板根は、根が土の中に伸ばせなくなった場合、樹木自身を支えるために、
根がこのように変化し成長したものです。
6スダジイ
17 : 58 : 58 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
八溝山下見
2017 / 05 / 02 ( Tue )
八溝山を歩いてきました。
1登山道

シロヤシオの開花は、まだ先のようです。
2登山道

茗荷川源流付近
3沢道

カタクリ
4カタクリ

イワウチワ
5イワウチワ

トリカブトとニリンソウ
6ニリンソウとトリカブト

キケマン
7キケマン

コチャルメルソウ
8コチャルメルソウ

シロバナエンレイソウ
9シロバナエンレイソウ

カンアオイ
10カンアオイ

ミヤマハコベ
11ミヤマハコベ

ハルトラノオ
12ハルトラノオ

ヤグルマソウ
13ヤグルマソウ

ルイヨウボタン
14ルイヨウボタン

オオカメノキ
16オオカメノキ

チドリノキ
17チドリノキ

エイザンスミレ
18エイザンスミレ

今回歩いた道です。
八溝山下見


19 : 37 : 21 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
県北の山歩き
2017 / 05 / 01 ( Mon )
県北の山を歩いてきました。
沢に近い尾根には、ウスバサイシンがたくさん見られました。
1ウスバサイシン


船のいかりに似ているというイカリソウです。
ここのイカリソウは、薄紫色でした。
2イカリソウ

思いがけずヒトリシズカに出会いました。
3ヒトリシズカ

ツクバキンモンソウは、筑波山で最初に確認されたことから
名づけられました。
太平洋側で多く見られます。
4ツクバキンモンソウ

ツクバネウツギが咲き始めました。
下唇の内側に見られる橙色の網目模様が目立ちます。
5ツクバネウツギ

このスミレは、アカネスミレかオカスミレのどちらかでしょう。
アカネスミレは全体に毛が多く、対して毛がない変種がオカスミレです。
現地で確認しなかったのでわかりませんが、写真で見る限り毛が
見当たらずオカスミレでしょうか。
6DSC08146

ちょっと弱々しい感じの、小さな白い花をつけるフモトスミレです。
7DSC081501
20 : 25 : 54 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
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