スギの大木と暖温帯性常緑樹
2016 / 12 / 17 ( Sat )
栃木県真岡市との県境に近い、桜川市北部に鴨鳥五所神社が
建てられています。
社伝によると、室町時代の武将結城基光が社殿を造営したとの
ことです。
1神社入口

鳥居をくぐってから本殿まで約250m、緩やかな上りの参道が続きます。
2参道

神社周辺は、県の自然環境保全地域に指定されています。
スギの大木が多く残され、その中に暖温帯性の常緑樹のカゴノキ、
サカキ、アラカシなどが混生しています。
3鴨鳥五社神社

拝殿と、その後ろに本殿が建てられています。
4本殿



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20 : 53 : 00 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(2)  | page top↑
採石山地に平安時代の寺院
2016 / 12 / 17 ( Sat )
桜川市の北部、栃木県益子町との境界近くに、八溝山地鶏足山塊
(けいそくさんかい) の富谷山 (とみやさん) があります。
この山は、昭和46年から採石が続き、山腹が大きくえぐられています。
1富谷山

中腹には天台宗小山寺 (おやまじ) があり、富谷観音として知られています。
奈良時代の開山と伝えられています。

仁王門は、県指定の文化財で江戸時代の建造物ですが、平成24年の
解体修理で、建立当初の姿に再現されました。
2仁王門

本堂も県指定の文化財で、江戸時代の建造物です。

境内は、スギやヒノキなど針葉樹のほか、シイやカシ類などの
暖温帯常緑広葉樹林が広がっています。
3本堂

三重塔は、室町時代に建てられたもので、国指定重要文化財となっています。
4三重塔


20 : 38 : 33 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
伐採跡地に侵入した植物
2016 / 12 / 12 ( Mon )
我が家の近くの山林に、鉄塔建設のために一部伐採された斜面が
あります。
今日はここを歩き、侵入植物の観察をしてきました。
伐採された森林跡地には、その環境に応じた植物が生育し始めます。
そして、時間の経過とともに植物の種や数が変化していきます。
これを植生の遷移 (せんい) と言います。
1伐採跡地

驚いたことに、タチツボスミレが咲いていました。

花が咲く仕組みはわからないことが多いようですが、花芽を形成する
プロセスに葉が異常に落葉したり、高い気温が続いたりすると、いわゆる
狂い咲き現象が起きるようです。
ツツジは狂い咲きのしやすい植物で、今年はヤマツツジの狂い咲きを、
あちこちで見かけました。
2タチツボスミレ

鮮やかな紅葉の一つに、ヤマウルシがあげられるでしょう。
羽状複葉と呼ばれる葉の付き方で、このような幼樹では葉に大きな鋸歯
(きょし) と呼ばれるギザギザがありますが、成長するにつけ鋸歯は無くなります。
3ヤマウルシ

アカメガシワは北海道を除き、国内でよくみられる樹木です。
その種子は、埋土種子 (まいどしゅし) と呼ばれ、数十年も発芽しないまま、
土の中で生き続けることができるのです。
このような伐採跡地に最初に入り込む植物は、先駆植物と言われます。
4アカメガシワ

イヌザンショウも、アカメガシワ同様に先駆植物です。
アゲハチョウなどの食草ですが、その独特の匂いは、人間にとって
好ましい匂いではありません。
5イヌザンショウ

これは、香辛料などに使われるサンショウです。
よく似た植物にイヌザンショウがあり、どちらもよく見かけます。
6サンショウ

伐採跡地には、埋土種子のほかに伐採前の植物の根などが残っています。
アオキは太陽の光が少なくても育つ陰樹ですが、このアオキは土の中に
残っていた根から育ったのでしょうか、それとも野鳥が種を運んだのでしょうか。
付近では、アオキの幼樹がたくさん見られました。
7アオキ

ここではムラサキシキブが多く、少し前まで紫色のきれいな果実をつけていました。
8ムラサキシキブ

ヤマコウバシはクスノキ科の植物で、落葉樹に分類されていますが、ほかの
落葉樹が葉を落とした春になっても、枯葉の状態で枝についたままです。
普通落葉樹は、秋になると葉の老化が進み、離層と呼ばれる細胞をつくり
落葉しますが、ヤマコウバシは離層ができません。
このため、強い風など、外部からの力で落葉するようです。
また、ヤマコウバシは、雌株と雄株が異なる雌雄異株です。
しかし、日本に生育するヤマコウバシは、雌株しかありません。
雄株がなく雌株だけで花を咲かせ、果実ができる不思議な植物なのです。
9ヤマコウバシ












14 : 14 : 57 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
公園は冬模様
2016 / 12 / 11 ( Sun )
野鳥の会探鳥会で、小木津山自然公園を歩いてきました。
中央池では、カルガモの姿を見ることができます。
水面には周囲の森の木々が映し出され、水鳥が水をかくことで
水面が揺れ動いています。
1カルガモ

イロハモミジやオオモミジなどの、カエデ類が彩る道です。
20日近く前にジオツアーで歩いた時には、見事な紅葉が見られた
のですが、今はすっかり落葉しています。
このため、太平洋の青い海を見ることができます。
2カエデの道

20 : 02 : 28 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
古くから桜の名所として知られた神社
2016 / 12 / 03 ( Sat )
JR水戸線羽黒駅から北西に向かうと、小高い丘が見えてきます。
ここに、茨城の自然100選に選定されている磯部桜川公園があります。
ここは、古くから桜の名所として知られ、多くの歌に詠まれてきました。
1磯部桜川公園

室町時代の能楽師世阿弥 (ぜあみ) の作と伝えられる謡曲 「桜川」 は、
この辺りを舞台にしたものと言われています。
2謡曲の碑

園内には、人工池がつくられています。
水生植物を見ながらの桜見も楽しそうです。
3池

桜はヤマザクラが中心で、たくさんの品種があり、国の天然記念物に
指定されています。
4サクラの碑

公園のすぐ北東には、磯部稲村神社があり、参道や神社付近には
多くの山桜が見られます。
謡曲「桜川」は、桜川磯部稲村神社に伝わる「桜川物語花見噺」という、
お家騒動にからむ物語をもとに、世阿弥がつくったと言われています。
5磯部稲村神社

神社の先代、宮司磯部祐親さんは、桜を増やそうと力を尽くしました。
約2万本の苗木を育て、中学校などに寄付をしたり、公園の半分近くの
桜も、磯部さんが育てたものです。
6磯部稲村神社




21 : 14 : 57 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(2)  | page top↑
霞ヶ浦から引かれた灌漑用沼
2016 / 12 / 03 ( Sat )
桜川市の上野沼は、江戸時代に造られた灌漑用の沼で、周囲の田畑に、
農業用水を供給しています。
沼の周囲には遊歩道が整備され、手ごろな散歩コースになっています。
1上の沼

上野沼は、バードウォッチングの場としても知られています。
カルガモも気持ちよさそうです。
2上の沼

こちらは、コクチョウの親子です。
3上の沼

周辺の湿地には、木道がつくられています。
案内板によると、サンカクイやガマ、それにミミカキグサやモウセンゴケ、
ナガバノイシモチソウなどの食虫植物も見られるようです。
4湿地

上野沼の湖畔には「やすらぎの里キャンプ場」があり、オートキャンプ場や
ケビンなどが整備されています。
5バンガロー

上野沼から北に約1.5キロほどに妙法寺 (みょうほうじ) があります。
天台宗の寺院ですが、即身仏としてミイラ化した舜義 (しゅんぎ) 上人を
拝観することができるようです。
6妙法寺

本殿の周囲には、ケヤキやイチョウ、スダジイなどの大木が見られます。
7妙法寺






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