彼岸花咲く地を訪ねて
2016 / 09 / 25 ( Sun )
今日は、シモンさんたちとの山行で、城里町から栃木県茂木町方面に
向かいました。
今回は探検山行というより、シーズンを迎えた彼岸花観賞をメイン
とした観光です。

東茨城郡城里町孫根地区の集落から外れた山の斜面に、古びた
お堂が建てられています。
周囲にはたくさんの彼岸花が見られました。

ここに、町指定文化財である壁面観世音像があります。
1観音堂

写真ではわかりにくいかもしれませんが、左に観音像が見られます。
これは、平安時代の僧、徳一大師 (とくいつだいし) の作といわれ、
岩穴に刻んだ11面観世音像ということです。

案内板には、「いざ開眼というとき鶏が夜明けを告げ、一夜のうちに刻む
という念願が達成できず、つい未完成に終わったものである。
そのためこの地では鶏を飼わないという」というようなことが、書かれています。
2壁面観世音像

このあと、茂木町に向かいました。
栃木県の一等三角点の山、松倉山です。
3松倉山

松倉山は、観音堂が建てられていることで、知られているようです。
平安時代初期の大同年間の創立といわれ、ここには5体の仏像が
祀られているとのことです。
なかなか立派な寺院建築で、こんな山の中に、と驚ろきました。
4観音堂

茂木町には景勝地、木須川の洞門があります。

那珂川の支流である木須川の流れは、かつては大きく蛇行していました。
この付近は那珂川に近く、本流が氾濫すると、逆流して木須川に流れ
込み、大きな被害をもたらしたようです。
このため蛇行していた河川の流れを変えるため、この洞門が掘られたのです。
5洞門

茂木町の城山公園に移動しました。
ここでは、「彼岸花まつり」と、「もてぎ里山アートフェア」なるイベントが
開かれ、たくさんの人で賑わっていました。
鎌倉時代には茂木城が築かれていた小高い丘の斜面には、一面に
彼岸花が見られます。
6城山

ちょうど見ごろの、深紅の彼岸花です。
7城山

中には、黄色や白の彼岸花も見られました。
8城山

茂木城跡に建てられた「城山公園姫の望楼」と名付けられた展望台からは、
茂木町の中心部が見えます。
山並みの先に見えるのは、その名も芳賀富士です。
日本最高峰の富士山と見間違うほどです。
9芳賀富士
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19 : 06 : 13 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(6)  | page top↑
今年もお月見
2016 / 09 / 16 ( Fri )
中秋の名月のこの日、日立市内を一望できる助川山でお月見
キャンプです。
今日は、5人の粋な男どもが集まりました。
山頂に着く頃には、あたりは暗くなっていました。
ここからの夜景は、なかなか見ごたえがあります。
1夜景

観月キャンプは、音楽鑑賞から始まります。
今年は、ギターの名手鈴木さんの生演奏で、月の砂漠から始まり、
月に関わる曲のメドレーです。
2演奏

ギター演奏が終わると、乾杯し、生演奏からデジタル音楽鑑賞に
代わりました。
この夜は、上空に雲が広がり、月を見ることはできませんが、ビール、
ウィスキー、焼酎などを空けながら、中高年男たちの談笑が続きました。
3宴会

何時に寝袋にもぐりこんだかは定かでありませんが、夜明けの明るさを
感じ、目を覚ましました。
雲間から太陽が見え隠れしています。
工都、日立市の一日が始まります。
4夜明け
20 : 20 : 03 | 無題 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(2)  | page top↑
山の日記念行事
2016 / 09 / 11 ( Sun )
今年から制定された祝日「山の日」を記念して行われた、筑波山
交流ハイキングに参加してきました。
前日の観察会に続き、連日の筑波詣でとなりましたが、今日は
筑波山への最短コースである、深峰歩道を歩きます。
林道終点の駐車場に車を停めます。
ここは、かつてユースホステルが建てられていたその跡地のようです。
1登山口

交流ハイキングは、日本山岳会、日本山岳連盟それに日本勤労者
山岳会の、それぞれ茨城県の関係団体が主催して行われたものです。

開会式のセレモニーでは、主催者挨拶やお決まりの来賓挨拶が続きます。
2挨拶

挨拶に続き、アトラクションが始まりました。
地元の婦人会なのでしょうか、華麗な?つくば踊りのあとは、ガマの
油売り口上などが披露されました。

前日に、筑波地域が日本ジオパークに認定されました。
これまでも、年間を通し筑波山は賑わっていますが、これからは一層
登山者や観光客が増えることでしょう。
3余興
20 : 59 : 58 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
初見参の黄色い花
2016 / 09 / 10 ( Sat )
恒例の、筑波山秋の花観察会です。
この日は、一般参加者と会員の26人で、つくば高原キャンプから
東筑波ハイキングコースを歩きます。
つつじヶ丘からロープウェイに乗り、女体山へ。
そこから、キャンプ場コースを戻ります。

この時期は、キク科やシソ科の花が多くみられます。
道を歩きながら、黄色い花が咲いているのを見つけました。
ほとんど見逃しそうな小さな花で、私は初めて見ました。
同行のインストラクターに聞くと、カラスノゴマということです。
1カラスノゴマ

カラスノゴマ(烏の胡麻)は、この時期によくみられるフヨウや
ムクゲと同じ仲間のアオイ科です。
長く突き出したものは、仮雄しべと呼ばれるものです。
雄しべは10~15個あり、その間に突き出た仮雄しべが5個あるのが、
カラスノゴマの特徴のようです。
仮雄しべとは、花粉をつくる機能が発達しない器官で、雄花と
雌花が別々な雌雄異花と呼ばれるに多いようです。
勉強になりました。
2カラスノゴマ
20 : 58 : 56 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
いよいよ秋の花が
2016 / 09 / 04 ( Sun )
巨石や奇岩の山として知られる、竪破山を歩いてきました。
竪破山は、山頂部付近はブナなどの落葉広葉樹林ですが、中腹は
スギやヒノキの人工林が広がり、植物の多様性は多くありません。
時節柄、キク科の植物が多く見られました。
1入口

カシワバハグマ (柏葉白熊) は、その和名の通り、葉がカシワに似て
いるとのことで、つけられたようです。
ハグマ (白熊) とは、チベットの高原に住むウシの仲間であるヤクの
白い尾の毛のことです。
2カシワバハグマ

オクモミジハグマ (奥紅葉白熊) は、葉の形がモミジに似ているとの
ことで名付けられました。
また、西日本にはオクモミジハグマに比べ、葉の切れ込みが深い、
モミジハグマが見られます。
3オクモミジハグマ

オヤリハグマ (御槍白熊) は、茨城県のレッドデータブックに記載されて
いる植物ですが、ここではよく見られます。
オヤリ (御槍) は、葉が3裂したようすを、槍先に見立てたものです。
4オヤリハグマ

キッコウハグマ (亀甲白熊) は、ハグマの仲間ではかなり小さく、5角形の
葉を亀の甲羅に見立てたものです。
5キッコウハグマ

沢沿いの道には、ツリフネソウ (釣船草) が群生していました。
和名は、花の形とつき方が帆掛け舟を吊り下げたように見えることに
由来します。
谷沿いなどの、半日陰の湿った場所に生育します。
6ツリフネソウ

キツリフネ (黄釣船) も、ツリフネソウに混じって咲いていました。
7キツリフネ
この山は、8月半ばにも歩いています。
今回は、東京の旅行会社から依頼を受け、10月に予定されている
「奇岩連なる竪破山散策バスツアー」 のガイドを引き受けており、
このためのルート調査が主な目的でした。
17 : 16 : 02 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(3)  | page top↑
筑波山で秋の花
2016 / 09 / 03 ( Sat )
1週間後に予定されている「筑波山秋の野の花観察会」の下見に、森林
インストラクター仲間で、筑波山を歩いてきました。
つくば高原キャンプ場から、裏筑波といわれるルートを歩き、つつじヶ丘
からロープウェイで女体山へ向かいます。

歩き始めると、たくさんのマツカゼソウが見られます。
マツカゼソウは、柑橘類の果樹であるミカンと同じ仲間です。
まだ少し開花には早いようですが、さわやかさを感じる葉には、ミカン科の
特徴である油点と呼ばれる組織があります。
1マツカゼソウ

この花は、シソ科のジャコウソウです。
じゃ香の香りとかいう香料があるそうで、そこから名前が付けられた
ようですが、それほどの香りは感じられません。
2ジャコウソウ

ツクバネソウは初夏に地味な花を咲かせますが、果実は羽根突きの
羽根によく似た黒い実をつけます。
写真は、果実が落下した後です。
3ツクバネソウ

ヤブマメも咲いていました。
4ヤブマメ

ギンリョウソウモドキです。
春から夏にかけて見られるギンリョウソウに対し、夏から秋に見られる
ことから、アキノギンリョウソウとも呼ばれています。
ギンリョウソウとアキノギンリョウソウは、果実の違いにあります。
ギンリョウソウはトマトやカキ、ミカンなどのフルーツに見られるように、
液果と呼ばれます。
アキノギンリョウソウは、果実がアサガオのように乾燥し、裂けて種子
を放出する蒴果 (さくか) と呼ばれます。
5ギンリョウソウモドキ

やっと見ることができました。
セイタカアワダチソウをブタクサと呼ぶ人もいますが、これがブタクサです。
6ブタクサ

山中では、たくさんの大きな石が見られます。
これは山の上の方から転がってきた転石で、筑波山上部の岩体を
形成するはんれい岩と呼ばれるものです。地下深くでマグマが
ゆっくりと冷えて固まったものです。
7転石
20 : 22 : 39 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
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