御前山観察会
2016 / 04 / 30 ( Sat )
城里町の御前山を歩いてきました。
「森林インストラクターと歩く御前山観察会」と銘打った観察会には、
36人が集まりました。
ハイキングコースを東登山口から西登山口に下り、皇都川に沿って
集合場所の河川敷駐車場に戻るコースです。

トウゴクサバノオ (東国鯖の尾) は、キンポウゲ科の植物で可愛らしい
花ですが、なんせ小さな花で、標準レンズでは難しいものがあります。
1トウゴクサバノオ

カテンソウ (花点草) は、大きな鋸歯があり、光沢のある葉の中に
小さな花をつけます。
2カテンソウ

ミヤマナルコユリ (深山鳴子百合) は、ユリ科の植物で、この時期に
咲くホウチャクソウやアマドコロ、ナルコユリなどと花が似ていますが、
それぞれの特徴を知ると、容易に同定できます。
3ミヤマナルコユリ

シロバナニシキゴロモ (白花錦衣) です。
ニシキゴロモの白花の品種を呼ぶようです。
4シロバナニシキゴロモ

オオバタネツケバナ (大葉種漬花) です。
タネツケバナに比べて、大きく強そうな感じを受けます。
5オオバタネツケバナ

沢沿いの道に、タチガシワ (立柏) を見つけました。
ツンと立ち上がった茎の先に、小さな花をたくさんつけています。
6タチガシワ

ラショウモンカズラ (羅生門蔓) とは、仰々しい名前ですが、
シソ科の植物です。
7ラショウモンカズラ

皇都川沿いの道には、アブラナ科のコンロンソウ (崑崙草) が
たくさん咲いていました。
8コンロンソウ
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18 : 57 : 40 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(2)  | page top↑
山行計画
2016 / 04 / 28 ( Thu )
5月21日 那須、南月山

6月20日 帝釈山・田代山
6月21日 会津駒ケ岳
20 : 55 : 28 | 山行計画 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(8)  | page top↑
春爛漫
2016 / 04 / 26 ( Tue )
大子町を歩いてきました。
清流久慈川に架かる橋を、カラフルな電車が通り過ぎていきました。
1水郡線

道には、ヤマブキソウがたくさん咲いています。
2ヤマブキソウ

こちらは、ヤマブキソウとヤマブキのコラボです。
3ヤマブキソウ

これは、ケシ科のクサノオウです。
4クサノオウ

黄色の花つながりで、セイヨウタンポポです。
5セイヨウタンポポ

なんと、イチリンソウも見られます。
6イチリンソウ

山に入ると、イカリソウがあちこちに。
7イカリソウ

そして、ウラシマソウ。
8ウラシマソウ

カタクリは、すっかり果実に代わっていました。
9カタクリ果実

花が1、2個のフデリンドウは多く見られましたが、これは10個の花がついていました。
10フデリンドウ

ツクバネウツギは、久しぶりに見ました。
11ツクバネウツギ

枝先に着く花は、オトコヨウゾメとすぐに分かります。
12オトコヨウゾメ

こちらは、鮮やかなヤマツツジです。
13ヤマツツジ

民家付近の森は、花盛りです。
14花盛り
12 : 09 : 25 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
これがブナ?
2016 / 04 / 25 ( Mon )
太平洋に面する茨城県は、3つの気候帯が分布します。
海岸沿いの低地では、九州の海岸沿いから続く暖温帯
常緑広葉樹林帯 (照葉樹林帯) 、暖温帯落葉広葉樹林帯、
それに冷温帯落葉広葉樹林帯です。
冷温帯落葉広葉樹林帯はブナ帯とも呼ばれます。
茨城県では、筑波山や県北の標高の高い山では、ブナや
ミズナラなどの生育が見られます。
1ブナ

実生から発芽したばかりのブナです。
双葉とも呼ばれる2枚の子葉を広げています。
子葉が2枚あることから、双子葉植物と呼ばれます。
葉の間にみられる赤っぽいものが、成長して本葉となります。
2ブナの実生

ルイヨウボタン(類葉牡丹)は、葉の形がボタンの葉に似ているという
ことから、名づけられました。
3ルイヨウボタン

ウスバサイシン (薄葉細辛) は、根や根茎が漢方薬として使われます。
同じ仲間には、徳川家の御紋として知られる「三葉葵」のモデルとなった、
フタバアオイなどがあります。
4ウスバサイシン

シロバナエンレイソウ (白花延齢草) です。
茨城県の準絶滅危惧種に指定されています。
準絶滅危惧種とは、「存続基盤が脆弱な種。現時点での絶滅危険度は
小さいが,生育条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位ランクに
移行する要素を有するもの」 とあります。
5シロバナエンレイソウ

ツルキンバイ (蔓金梅) です。
バラ科の植物で、よく似た花にミツバツチグリがあります。
葉の鋸歯や花弁の形などで、違いが分かります。
6ツルキンバイ

林の中にホソバノアマナ (細葉の甘菜) がひっそりと咲いていました。
茨城県の絶滅危惧種であり、あまり人目につかずに咲き続けてほしい
と思いました。
7ホソバアマナ
11 : 38 : 18 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(2)  | page top↑
林業研修で、杉苗の植林
2016 / 04 / 25 ( Mon )
森林インストラクターの林業研修です。
森林インストラクター茨城では、年間行事の一つとして、常陸太田市の
林業家の所有する人工林を使わせていただき、林業施業の勉強会を
実施しています。
今年度1回目の今日は、杉苗の植栽です。
この日は、700本を超える杉の苗を植えつけました。
1杉苗植付後

植林作業後は、観察会です。
自然環境に恵まれた県北部では、多くの植物を見ることができます。
トウゴクサバノオ (東国鯖の尾) は、キンポウゲ科の植物で、野山に
咲く花にはこの時期、ニリンソウやキクザキイチゲなどキンポウゲ科
の花が多くみられます。
2トウゴクサバノオ

コチャルメルソウ (小哨吶草) は、山地の渓流沿いで見られます。
コチャルメルソウとは面白い名前ですが、由来は屋台のラーメン屋
さんが客寄せのために鳴らす楽器チャルメラに、チャルメルソウの
果実が似ていることからつけられたものです。
この花は、一見しただけではどうってことのない花ですが、ルーペで
拡大してみると、面白いものが見られます。
3コチャルメルソウ

コキンバイがまとまって咲いています。
4コキンバイ

コキンバイ (小金梅) は、茨城県の絶滅危惧種に指定されています。
守っていきたい植物です。
5コキンバイ

林業研修、植物観察が終わり、この日はプラトー里美に宿泊しました。
明日は、北茨城に移動します。
6プラトー里美
07 : 36 : 04 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
山の恵み
2016 / 04 / 19 ( Tue )
この時期お楽しみの山の恵み、山菜をいただいてきました。
静かな山の中には、この時期スミレが多くみられます。
これは、スミレには珍しい葉が大きく切れ込む、エイザンスミレです。
1エイザンスミレ

エイザンスミレの花の色は、紅色から白まで、多様な色が見られます。
これは、白花のエイザンスミレです。
2エイザンスミレ
この日いただいた山菜は、タラノメ、ハリギリ、ワラビ、ゼンマイ、
オヤマボクチ、キヨタキシダなどで、いずれも私の好きな山菜です。
21 : 39 : 21 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
解説をしながらの山歩き
2016 / 04 / 18 ( Mon )
この土、日は2日間続けて山歩きの解説をしました。
土曜日は、日立市観光課主催の大島桜観賞ハイキング、日曜日は、
茨城県山岳連盟主催の神峰山・高鈴山ハイキングコース清掃登山です。
大島桜観賞ハイキングでは、日立アルプスに咲く野の花の説明と、
オオシマザクラの話です。
鞍掛

大煙突展望から見た大煙突には、足場が組んでありました。
周囲の山は、オオシマザクラの白や、ヤマザクラのピンクが彩ります。
大煙突展望台
08 : 21 : 01 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
登山道を彩る野の花
2016 / 04 / 11 ( Mon )
森林インストラクター茨城の主催する観察会で、筑波山を歩きました。
一般参加者と会員合計19人です。

筑波高原キャンプから、女体山に向かいました。
たくさんの花に出会いましたが、いくつか紹介します。
ごく小さな花は、ナデシコ科のヒナワチガイソウ(雛輪違草)です。
なかなか見ることはできない花で、県内では筑波山くらいでしょうか。
1ヒナワチガイソウ

ヤマエンゴサク(山延胡索)は、ケシ科の植物です。
2ヤマエンゴサク

登山道では、カタクリがたくさん見られます。
中には、白いカタクリも。
3カタクリ

左側のカタクリは普通に見られる色ですが、右の花は緑色をしたカタクリ
です。これはファイトプラズマと呼ばれる細菌に感染したもので、極めて
珍しい症状のようです。
4カタクリ

キクザキイチゲも、あちこちで見ることができました。
ほとんどは白花ですが、この個体は青いような、鮮やかな色彩の
キクザキイチゲです。
5キクザキイチゲ

山頂付近のブナの芽吹きです。新葉を展開するのも間近でしょうか。
6ブナの芽吹き
21 : 36 : 00 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(2)  | page top↑
日立さくらロードレース
2016 / 04 / 10 ( Sun )
日本さくら名所100選の一つ、日立市の平和通りの桜並木を走り抜ける
「日立さくらロードレース」に参加しました。
完走することだけが目的で、なんとか達成することができました。
やはり、日ごろの練習が大事です。
わかっているのですが、年々モチベーションが下がっています。
sakura


4月1日から、「第54回日立さくらまつり」が開催されています。この土、日は
「ユネスコ無形文化遺産」に登録されている日立風流物が公開されることも
あり、平和通りは大賑わいでした。
桜と風流物
20 : 15 : 34 | 有酸素運動 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(2)  | page top↑
北茨城で自然観察
2016 / 04 / 09 ( Sat )
茨城の自然100選を訪ねて、北茨城市の定波を歩いてきました。

定波に向かう途中、亀谷地湿原で車を停めます。
日本の湿原は、放っておくと乾燥化が進み、やがて森となります。
亀谷地湿原は、乾燥化が進み消失の危機にある湿原を救おうと、
整備されたものです。
湿原を囲む森の中には、スズランにも似たアセビが咲いていました。
1亀谷地湿原

湿原には、ミズバショウが見られます。
茨城県には、自生するミズバショウはありません。
これは植栽されたものです。
2亀谷地湿原

定波に向かう道筋に、キクザキイチゲが咲いていました。
3キクザキイチゲ

芽吹き前の林床には、バイケイソウの緑が鮮やかです。
4バイケイソウ

緑が少ないこの時期、沢筋に成長するバイケイソウは、よく
目立ちます。
バイケイソウは、有毒植物ですが、ギボウシやギョウジャニンニク
などの山菜に間違われ、誤食することの多い植物です。
夏に高山帯を歩いて見かける大型の花がコバイケイソウで、この
小さな植物がバイケイソウとは面白いです。
5バイケイソウ


定波の植物群落保護林に入る道筋には、ネコノメソウの仲間の
イワボタンが咲いていました。
5ネコノメソウ

カタクリはたくさん見られます。
6カタクリ


まだ芽吹き前の林内は、ヤドリギが目につきます。
ヤドリギは常緑樹で、半寄生植物と呼ばれます。
常緑樹ということは、葉緑素をもち光合成することで栄養を
作り出しますが、寄生した宿主からも栄養を吸収しています。
8ヤドリギ

林床には、まだ春の花は見られません。
ここには、ブナとミズナラが並んで生育しています。
9ブナとミズナラ

定波の観察を終え、近くの和尚山に向かいました。
山頂に向かう道には、カラマツが見られます。
日本に自生する針葉樹では、カラマツだけが落葉針葉樹です。
ここのカラマツは植林されたものです。
10カラマツ

和尚山山頂です。ここには、石祠 (せきし) が置かれているのですが、
屋根だけになっています。下の部分はどうしたのでしょうか。
12和尚山

山頂には、ブナとヤマボウシが並んで見られます。
11ブナとヤマボウシ
20 : 25 : 14 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(2)  | page top↑
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