日立アルプス歩き初め
2016 / 01 / 16 ( Sat )
正月明け恒例の、日立アルプスを歩いてきました。
自宅から歩き始め、風神山 (かぜのかみやま) →真弓山→高鈴山
→神峰山→羽黒山→小木津山自然公園のコース約31キロです。

風神山から太平洋を望みます。
中央に、常陸那珂火力発電所の煙突が見えます。
1太平洋展望

ハイキングコースは、展望こそありませんが、年間を通して安全に
歩くことができます。
道は、スギやヒノキの人工林に、暖帯性の常緑樹、落葉広葉樹林
などが続きます。
この時期は、落ち葉が分厚く堆積しています。
2ハイキング道

林の中には、ミヤマシキミ、アオキなどの赤い果実が彩ります。
3ミヤマシキミ

コースは、ゴルフ場を通り抜けます。
4高鈴ゴルフ場

ゴルフ場からは、高鈴山の電波塔群が見え始めます。
5高鈴

ゴルフ場を過ぎると、アップダウンが多くなります。
コナラやイヌシデの林には、ミヤコザサの林床が続きます。
6ハイキング道

葉を落としたリョウブの枝の間から、高鈴山の電波塔が見え隠れします。
7高鈴

高鈴山山頂です。
ここには、一等三角点が設置されていますが、これとは別に、天測点が
置かれています。
天測点とは、天文測量のために設けられた基準点で、昭和26年から5年間、
星を観測して緯度・経度を求める測量を行いました。

随筆家である田中澄江さんの、「花の百名山」の山としても知られています。
8高鈴山

山頂には電波塔が林立していますが、この中でひと際大きな建造物が
目に付きます。これは、国土交通省が設置した「雨量観測所」です。
雨量観測所は、全国23ヶ所で広範囲に雨量を観測し、災害に備えるものです。
9電波塔

高鈴山を過ぎると、尾根上に御岩山があります。
麓には、御岩神社が建立され、近年パワースポットとして、各地から訪れる
参拝者で賑わっています。
この日も、参拝客と見られる軽装の人たちが何組も、御岩山付近にいました。
10御岩山

尾根道に立ち塞がるように、ヤマザクラの古木が生育します。
四方に枝を広げ、コケ類が付着した幹は風格を感じます。
11ヤマザクラ

小木津山自然公園に入りました。
町並みの先には、太平洋が広がります。
12小木津山
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今年の山歩き初め
2016 / 01 / 09 ( Sat )
今年の山歩きは、日立市の出羽三山の一つ、月山からです。
水戸藩は寛永7年に、今の山形県の出羽三山を勧請し、湯殿権現を
御岩山、月山権現を月山、羽黒権現を大室山 (おおむろやま) に見立てました。

月山は、尾根上の小ピークにあります。
ここから入ります。
1ここから

辺りの山は、ほとんどが人工林です。手入れの行き届かない山は、
スギやヒノキが切捨て間伐され、歩きにくくなっています。
ほんのわずかですが、尾根を横切り、沢から隣の尾根に乗ります。
2ここを歩く

急斜面を登ると、大きな石鉾と、人為的に積み重ねたと思える大きな岩が
現れました。この岩は、社壇石と呼ばれるようです。
尾根上の小ピークといっても、地形図からはほとんど読み取れないほどの、
わずかな平坦地にあります。
3祠

この辺りの地質は、中生代白亜紀の入四間 (いりしけん) 花こう岩帯です。
この石鉾は、下から担ぎ上げたのではなく、この山から産出した花こう岩を、
この場で加工したものでしょうか。
4祠

石鉾には文字が刻まれています。「文政11戊子年四月八日 立」。
江戸時代のもので、今から約190年前です。
戊子 (つちのえね) とは、干支 (えと) のことです。
5祠

石鉾です。茨城の歴史・民俗学に詳しい茨城キリスト教大学名誉教授で
元日立郷土博物館長あった故志田諄一先生の書かれた「御岩山」によると、
祠の中には、月山権現の本地 (ほんじ) 阿弥陀如来が祀られている、
と書かれています。
6祠

尾根上の小ピークである月山から、尾根を辿ってピークに向かいました。
ここには464の標高が地形図に書かれ、点線で示された山道があるはず
ですが、それらしいものは確認できません。
しかし、ここには三角点はないのですが、なぜかそれらしきものが。
7三角点

これには、「東鑛」と掘られています。
明治時代に、東京鉱山監督局が鉱区の測量用に設置したものです。
8三角点

この後、近くの富士山に登りました。
これも、志田諄一先生の「御岩山」に書かれた山です。
道路から30mほどの標高差ですが、踏み跡は一切なく、切り捨てられた
間伐材に足をとられながらのピークハントです。
9富士山
20 : 34 : 04 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(2)  | page top↑
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