自然を求めて高萩から日立へ
2015 / 05 / 31 ( Sun )
茨城の自然を探して、高萩市の高戸海岸を歩いてきました。
この地は、「茨城の自然100選」、「日本の渚100選」、それに「高萩市の
松岡八景」に選定されています。
1高戸海岸

波の浸食作用によってできた切り立った海食崖 (かいしょくがい) が、
男性的な景観を、つくりだしています。
万葉集に「手綱 (たづな) の浜」として登場する高戸海岸です。
2高戸海岸

近くには、「万葉の森」と呼ばれる森があり、崖の上を巡る「万葉の道」が
整備されています。
3万葉の森

高戸海岸から続く海食崖は、砂や泥が堆積し砂岩や泥岩となったもので、
「ささきの浜」と呼ばれています。
「茨城の自然100選」によると、「カッカッという金属音が、がけ下の佐々木
の浜から風に乗って聞こえてきた。平たい一枚岩に無数のたらいの穴が
空いたような浜辺に、アオノリやアサクサノリがびっしり。それを数人の
男女がびんのふたなどでそぎ取っているのだ。高戸ノリと呼ばれ、香ば
しいので有名」と書かれている。
この浜では、今でもこのような光景が、見られるのでしょうか。
4万葉の森ささきの浜

バラ科植物のシャリンバイは、北海道を除く、全国の海岸や、海岸近くの
山地に生育しています。大島紬の染料として、使われています。
5シャリンバイ

トベラです。北海道を除く全国の海岸に生育しています。
香りがよい花は、始め白色からクリーム色に変わります。
開花までもう少しのようです。
6トベラ

黄色い花は、海岸やその近くに生育するミヤコグサです。地を這うように
茎が広がり、群生して、お花畑をつくっていました。
一緒に見える白い花は、サクラソウ科のハマボッスです。
7ミヤコグサ

国指定天然記念物「いぶき山イブキ樹叢」で知られた、いぶき山です。
樹叢 (じゅそう) とは、自生した樹木が密生している様子を言います。
案内板によると、明治30年ころまでは鬱蒼としたイブキの林だった
ようです。
8いぶき山

ヒノキ科のイブキは、別名ビャクシンとも言います。
太平洋側に多く、海岸の岩の上や砂地に生育します。
9イブキ樹叢

マメ科植物のハマエンドウは、海岸に生育します。
全体が絹さや(サヤエンドウ)に似ているので、この名が付けられました。
花は始め赤紫から、のち青紫に変わります。
10ハマエンドウ

ビロードモウズイカは、全体がビロードのような白い毛で覆われています。
地中海沿岸原産ですが、日本各地で帰化しています
11ビロードモウズイカ

国民宿舎 鵜の岬は、利用率が25年連続1位の人気を誇る、公営の宿です。
なかなか予約が取れないのですが、私は1度だけ泊まったことがあります。
人気のとおり、食事や展望風呂、それにここで働くスタッフの人たちの対応は、
十分満足のいくものでした。
12国民宿舎

国民宿舎 鵜の岬の敷地内には、公園が整備されています。
近くには、ウミウの捕獲場があります。
長良川の鵜飼などで知られたウミウを捕獲できるのは、日本では唯一
ここだけです。
この捕獲場で捕獲されたウミウが公園で飼われており、見ることが
できます。
13ウミウ

鵜の岬周辺では、潮騒を聞きながらの、ミニ森林浴も楽しめます。
海岸線からの展望は、どこからみてもすばらしい景色が広がっています。
14海岸

鵜の岬から南に続く、小貝浜です。
ここには「馬の足跡」と呼ばれる、大きな海触洞があります。
以前は、この穴の周りを歩くことができたのですが、今日久しぶりに
訪れると、「きけん!はいらないで」と書かれ、入口がふさがれていました。
近くに住む人の話では、「海食崖のこの付近は崩壊が進み、危険だ。
かって、ここで釣りをしていた人が事故にあったようだ」と、話していました。
15小貝浜

かっては陸続きであったこの地も、海食が進み、岩礁となって取り残され
たのでしょうか。
16小貝浜

ここにも、クロマツの林の中に散策路が整備されています。
青い海と新緑の緑、本当に心地よい散策路です。
17散策路
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08 : 35 : 59 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(2)  | page top↑
たまには海へ
2015 / 05 / 24 ( Sun )
今日は、ひたちなか市の海岸を歩いてきました。
最初は、中生代白亜紀の地層で知られた平磯海岸です。
道路脇の駐車スペースに車を停め、海岸に下りると、独特の磯の香りが
します。家族連れなどが、磯遊びを楽しんでいます。
後ろに見えるのは、常陸那珂火力発電所や東海原子力発電所でしょうか。
1平磯海岸

先の岩礁には、ウミウが数羽、羽を休めています
2ウミウ

この独特な形をした岩は、泥や砂、レキ(石ころ)などが海底で堆積し、地殻
変動によって、傾いたものです。
3岩礁

この穴だらけの石は、穿孔貝 (せんこうがい) と呼ばれる貝が、泥岩などの
柔らかい岩に穴を開けて、生息していたものです。
4穿孔貝

花崗岩で積まれた石垣の隙間に、ナデシコ科のハマツメクサが咲いていました
5ハマツメクサ

同じ石垣には、まるで花屋さんで売られているブーケのように形づくられた
サクラソウ科のハマボッスが咲いていました。
6ハマボックス

石垣の隙間は、植物にとって住みやすい環境なのでしょうか。
ツルナもわずかな隙間からびっしりと葉を付けていました。
7ツルナ

月見草とも呼ばれるオオマツヨイグサ(大待宵草)はよく知られますが、
これは砂地などに咲くコマツヨイグサ(小待宵草)です。
8コマツヨイグサ

平磯海岸から、隣の大洗海岸に向かいました。
ここの広い駐車場には、サーフィンを楽しむ人たちの車が、多く停まって
いたようです。
10大洗海岸

岩礁には、鳥居が建てられています。
ここは、大洗磯前神社 (いそさき) の神磯 (かみいそ) の鳥居と呼ばれています。
平安時代に、この場に神が降り立ったといわれています。
11鳥居

この海岸には、大小さまざまな石が堆積した岩が見られます。
これは、今から数千万年前、海底で堆積したものや、川から運ばれてきた
石や砂が堆積したものです
12レキの地層

海岸沿いの道には、クロマツの林が整備されています。
この林は、江戸時代に防風防砂林として、植林されたものです。
13クロマツ林

日本三大民謡の一つと言われる、磯節発祥の地の碑です。
14磯節発祥の地

海岸には、バラ科のシャリンバイが、たくさんの花をつけていました。
15シャリンバイ

日本中の海岸砂地では、どこでも見られるハマヒルガオです。
16ハマヒルガオ

これも、日本中の海岸で見られるマメ科のハマエンドウです。
花は、はじめ赤紫から、後に青紫に変わります。
17ハマエンドウ
07 : 10 : 42 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
久しぶりの日立アルプス
2015 / 05 / 21 ( Thu )
北茨城に住む山仲間を案内して、日立アルプスを歩いてきました。
今年正月以来の、半年振りです。
北茨城から来る仲間に合わせて、私もJRに乗り、隣の大甕駅で下車し
ここから歩きます。
大甕駅→風神山→真弓山→高鈴ゴルフ場→高鈴山
ここで昼食をとり、御岩山→向陽台→神峰山→羽黒山→かみね公園
ここから、日立駅方面に向かいます。

ハイキング道は、春の花も咲き終わり、これからは初夏の花に移ります。
ウツギが咲き始めましたが、これはベニバナハコネウツギです。
ハコネウツギは、咲き始めの白色から、赤色に変わりますが、ベニバナ
ハコネウツギは最初から赤色のままで、変化しません。
ベニバナハコネウツギ

ベニバナハコネウツギと同じスイカズラ科のヤブデマリです。
葉はガマズミに、花はアジサイに似ているでしょうか。
ヤブデマリ
21 : 07 : 53 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
静かな筑波休憩所
2015 / 05 / 19 ( Tue )
所要で筑波に行ってきました。
昨年までは、この時期毎週のように通っていたのですが、今年は
久しぶりです。
用事を済ませ、りんりんロード筑波休憩所へ向かいました。
田植えを終えた田んぼに、逆さ富士ならぬ逆さ筑波山が反映しています。
この日の筑波休憩所には、ロードバイクに乗ったライダーが一人、ベンチで
休んでいました。
筑波山
08 : 06 : 34 | 無題 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
散っていたアカヤシオ
2015 / 05 / 12 ( Tue )
野山歩きのメンバーで、栃木県矢板のミツモチ山を歩いてきました。
ルートは大間々からミツモチ山、そして林道を戻るという周回コースです。

ハイキングコース基点となる大間々の駐車場付近には、レンゲツツジが
たくさん見られます。
多分、植栽されたものでしょうが、まだ固い蕾で、開花は6月半ばに
なるようです。
レンゲツツジ

標高1300mに近いこの付近は、気候帯では、冷温帯落葉広葉樹林帯
であり、ブナやミズナラなどで構成する森林です。
林床に見られるのは、クマザサなのでしょうか、独特な高山風景です。
林内

立ち木の間から、オオカメノキ (ムシカリ) の白い花が見られました。
葉を見ると、ガマズミによく似た葉で、スイカズラ科植物ですが、花は
アジサイ科のアジサイに似て、装飾花と呼ばれる5枚の花弁がよく
目立ちます。
オオカメノキ

森の中は、ツツジが多く見られます。
今日ちょうどよいタイミングで見られたのは、シロヤシオです。
シロヤシオ

鮮やかな赤紫の花は、トウゴクミツバツツジです。
ミツバツツジ

今回一番見たかったのは、アカヤシオでしたが、10日くらい遅かった
ようで、ほとんどが散っていました。
そのなかで、わずかに残っていた貴重なアカヤシオです。
アカヤシオ
09 : 05 : 00 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
金山百体観音への道
2015 / 05 / 06 ( Wed )
日立市の高鈴山へのハイキング道はいくつかありますが、このうち
助川山市民の森方面から山頂に向かう道には、途中に「金山百体
観音」と呼ばれ、石仏が置かれた場所があります。
この「金山百体観音」は、民家からは結構離れていますが、石仏の
周りはいつでもきれいに、掃き清められています。
誰が掃除をしているのだろうと考え、調べてみると、日立市助川町
の金山(かなやま) にお住まいの西野さんという方が、手入れをされて
いるようです。
と言うことは、金山から「金山百体観音」に行く道があるはずだ、と
以前から考えていました。
今日は、自宅から数沢川沿いの道を歩き、源流に近い最奥の民家
に向かい、その辺りから百体観音に向かう道を探します。

沢道の両側は、ヤマザクラも終わり、ヤマツツジやフジも咲き始め
ました。
唱歌「夏は来ぬ」で、卯の花と歌われたウツギも、純白の花弁を
広げています。
ウツギ

ニガナと間違いやすいジシバリ(イワニガナ)です。
ニガナは、舌状花と呼ばれる花弁が5枚で、ジシバリと比べると
だいぶ少ないです。
ジシバリ

フタリシズカは、これから開花のようです。
フタリシズカ

結局、民家付近からの道は見つけることができず引き返し、来た
道とは別な山道を辿ります。
地図に書かれた道は、歩く人もなくヤブ状態です。
そんな時でも、真っ赤なヤマツツジに目を奪われます。
ヤマツツジ

帰り道で、蛾の仲間であるオオミズアオに出会いました。
もうだいぶ前、飯豊の山を歩いていて、初めてこの昆虫を見かけ
ました。
大型のきれいな蛾の写真を何枚も撮り、家に帰り図鑑で調べた
ものです。
オオミズアオ

今日は、林道や山道を30キロ近く歩きました。
金山林道
21 : 02 : 44 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
茨城県植物園に行ってきました
2015 / 05 / 05 ( Tue )
子供の日の今日、茨城県植物園に行ってきました。
この日は、「春まつり」期間中で、沖縄展などのイベントがあり、家族連れ
などで、賑わっていました。
植物園

園内の野草園には、キンランが開花しています。
キンラン

同じ野草園では、エビネも見られます。
エビネ

***エビネです。
エビネ

エビネの種類は詳しくないので、これも***エビネでしょう。
それにしても、ラン科植物はきれいですね。
エビネ
20 : 27 : 37 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
牧場も春爛漫
2015 / 05 / 02 ( Sat )
県内の里地・里山の春景色を見たくて、常陸太田市の里美牧場へ
行ってきました。
里美牧場


里美牧場

時折、牛の鳴き声だけが聞こえる牧場内は、どこを見てもすばらしい
景色が展開します。
里美牧場

正面の小高い山は若駒山で、ピークには風車が建てられています。
風車

芽吹き始めたコナラの先には、鮮やかな緑の牧草地が広がっています。
牧草地
20 : 11 : 23 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
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