今日も植物観察
2011 / 10 / 29 ( Sat )
前日に引き続き、常陸太田市の山中での植物観察です。
今日は、昔の海底火山の爆発によって噴出したマグマが堆積した集塊岩で
形成された山です。
岩

シロヨメナが登山道に多く見られます。
シロヨメナ

リュウノウギクです。県内では袋田男体山の岩場でも見られますが、
葉をもむとすっきりとした樟脳のような香りがします。
リュウノウギク

この針葉樹は初めて見ました。こんなところにヒノキ科のネズ(別名ネズミサシ)が
生育していました。この針のような鋭い硬い葉がネズミを刺すことから、ネズミ除けに
使われことが名前の由来です。
ネズ

ネズの樹皮です。ヒノキの樹皮とよく似ています。
ネズの樹皮


岩場にはシダ植物であるイワヒバ(別名イワマツ)がたくさん見られます。
同じ岩に乾燥して丸く巻いているイワヒバと枝を広げたイワヒバが見られます。
イワヒバ

茨城県のレッドデータブックでは危急種に指定されているベンケイソウ科の
オオチチッパベンケイです。 
オオチチッパベンケイ1

オオチチッパベンケイの茎がイワヒバに巻きつかれています。
この付近の岩場ではこのようにイワヒバとオオチチッパベンケイが共存する
様子が観察できます。
オオチチッパベンケイは茨城県の危急種ですが、危急種とは絶滅の危険が増大
している種のことです。
私たちはこれらの生物多様性を維持するため、この環境を保護していかなければ
ならない義務があります。
オオチチッパベンケイ2
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常陸太田市の山で植物観察
2011 / 10 / 28 ( Fri )
常陸太田市の山を歩いてきました。
歩くというのも気恥ずかしいのですが、車を止めて歩き始めてから5分くらいで
ピークに着いてしまう程度の山です。
今日は植物観察に力を入れました。

この時期赤い果実が美しいオトコヨウゾメです。
以前どこかの植物園で見たことはありますが、自生するものは初めて見ました。
スイカズラ科でガマズミと同じ仲間です。
オトコヨウゾメというユニークなネーミングは納得できる説はありませんが、
ただ、ガマズミのことをヨウゾメと古くは呼んだとか、そう呼ぶ地方があるとか。
オトコヨウゾメ

この時期、野山を歩くと多くのキク科植物を見ることができます。
このコウヤボウキもヤブの中のあちこちに咲いていました。
草本ではなく、これでも立派な樹木です。
この名の由来は、高野山で枝をほうきの材料として使われたからとのことです。
コウヤボウキ

キク科のヤクシソウです。アキノノゲシやヤマニガナによく似ています。
この花も山道やヤブの中を黄色く彩っていました。
ヤクシソウ

これもキク科のカシワバハグマです。
カシワバハグマ1

カシワバハグマの葉です。
カシワバハグマ2

オクモミジハグマです。
オクモミジハグマ1

オクモミジハグマの葉です。葉の形がモミジに似ているでしょうか。
オクモミジハグマ2

この花はオヤリハグマですが、茨城県のレッドデータブックでは希少種となっており、
守っていかなくてはならない種の一つです。
オヤリハグマ2

最後はキッコウハグマです。葉の形が亀の甲羅に似ているとのことから名づけられました。
この花は前述のハグマ類の中では最も小さな花で、
注意してないと見逃してしまいます。
キッコウハグマ
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日立アルプス
2011 / 10 / 08 ( Sat )
先々週に続き、日立アルプスを歩いてきました。
今日は我が家の裏から入るコースです。
このコースは私のトレーニングとして、ここから日立アルプスに入り、
高鈴山から小木津山自然公園まで走ったコースです。
ここ数年前から奥多摩の山岳耐久レースに参加することはなくなり、ここから
山に入ることは少なくなりました。
また、ここから山に入る人は今はほとんどなく、山は荒れています。
以前は走っていた道も、今は倒木が多く走るのは難しくなっています。

時には倒木や枝が完全に道をふさぐこともあります。
道はクモの巣が多く、枝で払いながら歩きますが、時々顔にべったりと
クモの巣が張り付きます。
倒木

ヤマザクラの倒木にヒラタケがびっしりとついていました。
今夜の酒の肴、ゲットです。バター炒めが私の好物です。
ヒラタケ

頭が三角でいかにも毒蛇風のこのヘビは実はシマヘビの幼蛇、つまり子供の
シマヘビです。
威嚇をするためにアゴを張って頭を大きく見せることがあるようです。
シマヘビ

ツリフネソウの群落です。
ツリフネソウ

私の好きなアキノキリンソウもあちこちに咲いていました。
アキノキリンソウ

現在工事中の林道芳立線です。防火のための林道のようで、多分一般
供用することはないのでは。もっとも供用しても利用する車はほとんど
ないでしょう。それなのに自然破壊し、たくさんの税金をつぎ込んでまで
こんな立派な林道をつくる必要はあるのでしょうか。
林道

よく晴れ渡ったこの日の高鈴山山頂です。
高鈴山山頂

山頂で昼食後、小木津山自然公園に向かいます。
タマアジサイが晩秋のこの時期にも咲いていました。
タマアジサイ

茨城県の絶滅危惧種に指定されている貴重なオヤリハグマです。
オヤリハグマ

この時期の野の花といえばやはり野菊が多いですね。ノコンギクです。
ノコンギク

このキクも多いのですが、私にはこの花は同定できていません。
多分ヤマシロギクでよいと思うのですが。
キク

山歩き中、あちこちで見られたイノシシの行動痕です。
イノシシは雑食性で土の中のミミズなどの昆虫や、木の根などを食べます。
イノシシの痕

この日2度目のアサギマダラとの遭遇です。歩き始めてまもなく見た
アサギマダラは、少しはなれたところで翅を閉じてじっとしていたのですが
この場所でのアサギマダラはすぐ近くで、しばらくモデルとなってくれました。
アサギマダラの食草であるキジョランは茨城県の絶滅危惧種ですが、この辺りでは
キジョランは結構見ることができます。
このためか、私は日立アルプスで毎年のようにアサギマダラを見ています。
これから暖かい地方に渡りをするのでしょうか、ひょっとして台湾まで渡りを
するかもしれません。
アサギマダラ
21 : 53 : 35 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
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