県内の山は植物の宝庫
2018 / 05 / 20 ( Sun )
茨城県内には、県立の自然公園が9ヶ所整備されています。
このような場所を歩くのも楽しいのですが、一歩踏み出て、地形図に
道が書かれていないような尾根や沢道を歩くのも、いろいろな発見が
あり楽しいものです。

アマドコロが咲いていました。
よく似た植物に、ナルコユリやホウチャクソウがあります。
1アマドコロ

トチバニンジンは、タラノメや朝鮮人参などと同じウコギ科の植物です。
薬用植物として利用されるようです。
2トチバニンジン

明るい林縁にムラサキサギゴケが咲いていました。
3ムラサキサギゴケ

林内に入ると、大形のキク科植物をよく見かけます。
切れ込みの深い葉を持つヤマタイミンガサ (山大明傘) は、茨城県の
準絶滅危惧種に指定されています。
4ヤマタイミンガサ

ラン科植物のジガバチソウ (似我蜂草) です。
これも茨城県の準絶滅危惧種です。
よく似たものに、クモキリソウがあります。
5ジガバチソウ

これもラン科植物のキンラン(金蘭)で、茨城県の準絶滅危惧種です。
山中でこの黄色い花は目立ち、盗掘されることも多いようです。
このようなランの仲間は、生育する環境で特有な菌類と共生することが
多く、持ち帰って庭に植えても絶対に育つことはありません。
自然の中で楽しみましょう。
6キンラン
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18 : 23 : 43 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
たくさんのカエデとシロヤシオ
2018 / 05 / 16 ( Wed )
インストラクター仲間で、八溝山を歩きました。
八溝山ではここ数年、春と秋に観察会を実施しています。
春は新緑とシロヤシオ、秋には紅葉が目当てです。

鮮やかな新緑を展開しているのはカジカエデで、日本固有種です。
このカジカエデの葉によく似たものが、カナダの国旗に描かれています。
それはメープルシロップを採取することで知られたサトウカエデです。

八溝山はカエデの種類の多いことで知られていますが、この日も
16種のカエデを確認しました。
アサノハカエデ、イタヤカエデ、イロハモミジ、ウリカエデ、
ウリハダカエデ、エンコウカエデ、オオイタヤメイゲツ、オオモミジ、
カジカエデ、コハウチワカエデ、コミネカエデ、チドリノキ、
ハウチワカエデ、ヒトツバカエデ、ヒナウチワカエデ、ミネカエデ
1カジカエデ

今年は全国的にソメイヨシノをはじめ、開花が早いようです。
山仲間からは、5月に入るとすぐに八溝山のシロヤシオの開花の
連絡を受けました。
今日は、それから半月を過ぎています。
2シロヤシオ

多くの花は盛りを過ぎていましたが、それでも元気な花も見られました。
シロヤシオは、5枚の葉が輪生状につくことから、ゴヨウ(五葉)ツツジとも
呼ばれます。
3シロヤシオ

沢沿いにはフタバアオイが見られました。
和名は二葉葵で、二葉は2枚の葉が対生状につけることから名づけられました。
徳川家の葵の御紋は、この葉を図案化したものです。
高貴な植物の印象を受けますが、ここでは群生しています。
4フタバアオイ
21 : 40 : 54 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
インストラクター仲間との観察会
2018 / 05 / 12 ( Sat )
森林インストラクター神奈川主催の合同観察会が、筑波山で実施されました。
主催の神奈川をはじめ、千葉、埼玉、東京そして茨城のインストラクターが、
筑波山のつつじが丘から女体山、男体山と歩きました。
1観察会

登山道を歩き始めると、両側にツクバネウツギが現れました。
和名を衝羽根 (つくばね) 空木と書き、筑波とは関係ありません。
花は、オレンジ色の網目状模様と5個のがく片が目立ちます。
2ツクバネウツギ

ヒトツバカエデはカエデの仲間ですが、葉は分裂しておらず、一見
カエデのようには見えません。
しかし、葉はカエデの仲間共通の対生となっています。
また、果実はイロハモミジなどと同じく翼がつき、ひらひらと落下します。
秋の黄葉が見事です。
3ヒトツバカエデ

ミツバウツギです。
和名は三葉空木で、三出複葉という葉の形を持つウツギです。
4ミツバウツギ

女体山から下ったところにヒイラギソウが群生していました。
葉がヒイラギに似たところから名付けられたようで、緑の葉の中から
青紫色の花を、段になってつけています。
環境省の絶滅危惧種に指定されている植物で、貴重なものです。
5ヒイラギソウ

立身石 (りっしんいし) と呼ばれる斑レイ岩の好展望地から、
つくば市内を俯瞰します。
6俯瞰

立身石からすぐ下にアズキナシが咲いていました。
緑の葉が茂る中に、5枚の花弁を持つバラ科の植物です。
7アズキナシ
20 : 44 : 18 | 森林インストラクタ- | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
安堵した出会い
2018 / 05 / 05 ( Sat )
今年も自生するクマガイソウを見てきました。
クマガイソウ1

クマガイソウは、我が国の絶滅危惧種であり、山野に自生するのは
貴重なものです。
昨年と比べ10日早い再訪ですが、すでに開花していました。
クマガイソウ2
16 : 49 : 31 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
野の花見つけた
2018 / 05 / 02 ( Wed )
県北の山を歩いてきました。
山歩きが目的ですが、この時期花や樹が気になり、なかなか足が
進みません。

コンロンソウは、昔は十字花科とも呼ばれ、アブラナ科の特徴である
4枚の花弁が目立ちます。
1コンロンソウ

ツルカノコソウです。ツルとつきますが、つる植物ではありません。
2ツルカノコソウ

まるで園芸植物と見間違いそうなホソバヤマブキソウです。
ヤマブキソウに比べ、細い葉の品種です。
3ホソバヤマブキソウ

レンプクソウは、別名ゴリンバナ (五輪花)で、茎の先に5個の花が
まとまってつきます。
4レンプクソウ

ワタゲハナグルマは、南アフリカ原産の花で、日本の帰化植物です。
5ワタゲハナグルマ

マムシにカエルです。
マムシグサの花の上に、アマガエルが乗っていました。
6マムシグサ

タチイヌノフグリは、イヌノフグリとともに、見たかった植物です。
7タチイヌノフグリ

雑草として嫌われ者のカタバミですが、よく見ると可愛らしい花です。
8カタバミ

アカバナユウゲショウです。これも帰化植物です。
和名は赤花夕化粧で、紅色の花を夕方に開くことで名づけられた
ようですが、この花は昼間から咲いています。
9ユウゲショウ

オドリコソウが群生していました。
和名は踊り子草で、花のつき方が笠をかぶった踊り子が並んだ姿に
たとえたもの。
よく似た花に上部の葉が赤紫色を帯びるヒメオドリコソウがあります。
10オドリコソウ

シャガはアヤメ科の花で、中国原産です。
この花も不思議な花で、ヒガンバナと同じく種子ができません。
国内で見られるシャガは、すべて同じ遺伝子を持っています。
11シャガ

ホタルカズラが固まって咲いていました。
野の花ではなかなか見ることのできない鮮やかな青色の花は、
すぐ目に付きます。
12ホタルカズラ
07 : 58 : 48 | 山歩きと自然観察 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
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