2017 / 02 / 11 ( Sat )
茨城の自然100選を訪ねて、石岡市の鳴滝 (なるたき) を歩いてきました。
筑波山地は、筑波山の北部から続く山塊と、吾国山から難台山方面の
山塊があります。
鳴滝は、筑波山北東部の難台山から、愛宕山や鐘転山 (かねころばしやま)
に向かう尾根の中腹から流れ出る沢にある小さな滝です。

山道を上がって行くと駐車スペースがあり、そこに「滝見所」と書かれた
簡素な案内板があります。
ここから、上部の滝から沢の様子を見ることができます。
1鳴滝

「滝見所」から滝の入り口まで道路が続いています。
途中には東屋もつくられ、サクラの木も植えられています。
2東屋

地質関係のサイトによると、滝は「砂質・泥質ホルンフェルス」と
書かれています。
これは砂岩や泥岩などが堆積した地層に、高温のマグマなどが
入り込み、熱によって本来の性質が変化した岩ということです。
滝といっても水量は少なく、緩やかな岩石の斜面を滑り落ちる
滑滝 (なめたき) です。
この滝に沿って道がつくられ、手すりが取り付けられています。
3鳴滝

道を上ると、鳴滝不動尊が祀られています。
安政年間の建立とされ、昔は修験者が滝に打たれて修行。
戦争中には戦地に赴いた男たちの、残された家族がお百度参りをして
無事を祈願したとのことです。
4不動尊

滝を俯瞰します。
スギの人工林の間の小さな沢を流れています。
5鳴滝



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17 : 01 : 56 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(0)  | page top↑
広葉樹の中のハイキング道
2017 / 02 / 04 ( Sat )
茨城の自然100選を訪ねて、笠間市の愛宕山から難台山を歩いてきました。

愛宕山中腹にある駐車場に車を停め、愛宕神社表参道の石段を上ります。
シイやカシ類の大木に覆われた、300段を超える石段を上ると、神社の拝殿
があります。
1表参道

愛宕山の山頂に建てられた愛宕神社は、創建が平安時代初期の大同元年と
伝えられている歴史ある神社です。
2愛宕神社

愛宕山から南は、天狗の森公園が整備され、広い駐車場がつくられています。
ここからも愛宕神社への参道が通じています。
3駐車場参道

天狗の森公園には、地形の起伏を利用し、あたご天狗の森スカイロッジが
建てられ、家族連れなどに利用されています。
4ロッジ

愛宕山から難台山 (なんだいさん) 、その先吾国山 (わがくにさん) までの
ハイキングコースが整備されています。
5ハイキング道.

ハイキングコースを、難台山まで歩きました。
尾根上の小ピークに、南山展望台が建てられています。
6南山展望台

展望台に上ると、尾根上に天狗の森スカイロッジ、その先のピークは
神社の建てられた愛宕山です。
山麗には笠間の街並みが広がり、その先遠くには阿武隈山地の南端、
多賀山地が見えます。
11愛宕山

よく整備されたハイキング道は、ハイカーに交じりトレイルランニングの
人たちも、多くみられました。
7ハイキング道

尾根道の多くは、コナラやシデなどの里山林を構成する落葉広葉樹で、
冬枯れのこの時期、どこからでも市街地を見ることができます。
8ハイキング道

好天に恵まれたこの日、難台山山頂にはたくさんの人たちで賑わっていました。
9難台山山頂

石岡市の街並みの先は、吾国山から派生した尾根、その先には筑波山に
続く、筑波山地が見えます。
11筑波山地
19 : 30 : 53 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(6)  | page top↑
佐竹氏の残した穴
2017 / 01 / 28 ( Sat )
戦国時代といわれた安土桃山時代、常陸国を統一した佐竹氏は、その
経済基盤として金山開発に力を入れました。
茨城県内には、県北を中心に佐竹時代の金採掘跡がたくさん残っています。
ここ日立市でも、大久保鉱山や赤沢鉱山が知られています。
今日は、いつもの裏山散歩でちょっと足を延ばし、採掘跡を見てきました。
1金採掘跡

大久保鉱山の採掘穴です。
入口は、落石でだいぶ塞がっていました。
2金採掘跡

すぐ近くには、白い石英脈が見られます。
金鉱石は、この石英脈に含まれています。
この石英は、海底の熱水鉱床でつくられたものです。
3石英脈

ここも採掘穴です。
案内板には、「今から400年以前に佐竹氏が金を掘った穴跡」 と
書かれています。
4金採掘跡

手掘りで穴奥の石英脈まで掘り進んだのでしょう。
山奥のこの地で金を掘り当てるという、執念を感じます。
5金採掘跡

この辺りは、今から3億年くらい前の古生代ペルム紀に堆積した、
鮎川層と呼ばれる地層です。
主に砂岩と泥岩が堆積した地層で、この地層からはフズリナと
呼ばれる有孔虫や、三葉虫の化石が発見されています。
これは、砂岩が熱や圧力などで変質した粘板岩です。
6露頭
17 : 05 : 14 | ジオパークインタープリター | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(4)  | page top↑
日本の重要湿地に選定された千波湖
2017 / 01 / 22 ( Sun )
茨城の自然100選を訪ねて、これまで家族などと何度も行った水戸市の
千波湖周辺を歩いてきました。

千波湖の南西部に、水戸市が整備した「少年の森」があります。
1少年の森

千波湖から見る森の外観は、常緑広葉樹に囲まれた丘になっています。
中に入ると、落葉樹の森があり、芝生の広場があり、そこには子供たちの
遊具がたくさんつくられ、親子連れで賑わっています。
2少年の森

千波湖では、この時期たくさんの野鳥が湖面を賑わしています。
しかし昨年末、千波湖の野鳥から鳥インフルエンザウィルスが検出され、
ウィルス拡散防止のための案内板があちこちに立てられていました。
3千波湖

1周3キロの千波湖の遊歩道には、散歩する人やジョギングの人たちで
賑わっています。
周囲には、ソメイヨシノなど園芸種を中心に、30種を超える品種のサクラ
約750本が植えられています。
また2016年には、千波湖および周辺湧水が環境省による日本の重要
湿地に選定されています。
4千波湖

遊歩道の立ち木には、空飛ぶ宝石ともいわれるカワセミがとまっていました。
千波湖の隣を流れる桜川の小魚を狙って、急降下しました。
5カワセミ

千波湖から偕楽園に向かいました。
恒例の梅まつりはまだ先で、園内は閑散としています。
6梅林

そんな梅林の中に、早咲きの紅梅が咲いていました。
7紅梅

偕楽園は、水戸藩第9代藩主徳川斉昭 (とくがわなりあき) によって
造られました。
岡山市の後楽園や金沢市の兼六園と並んで、日本三名園の一つに
数えられます。

園内には、斉昭の別荘として建てられた好文亭 (こうぶんてい) があります。
8好文亭

梅林の南には、芝生の広がる見晴広場があります。
ここにはたくさんの萩が植えられ、秋には萩まつりが開かれます。
ここからは、千波湖が見渡せます。
9偕楽園
21 : 28 : 39 | 茨城の自然100選 | トラックバック(0) |  コメントはこちらから(8)  | page top↑
日立アルプス初歩き
2017 / 01 / 07 ( Sat )
三が日明け恒例の、日立アルプスを歩いてきました。
私にとって、もう10年以上続く年頭最初の山行で、目的はこの正月に
体内にため込んだエタノールの放出です。

冬枯れのこの時期、ハイキング道には落葉が分厚く堆積しています。
1ハイキング道

敷き詰めたような落葉の上を、カサカサと踏みしめて歩きます。
落葉を観察すると、コナラやクヌギ、クリ、イロハモミジなどの中に
ホウノキが混じります。
2落葉

ここは、コナラやイヌシデの美林、林床にはミヤコザサが茂ります。
単調なハイキング道が続く中で、ホッとする私の好きな場所です。
3ハイキング道

高鈴山も、もうまもなくです。
葉が落ちたこの時期、木々の間からは、山頂に建てられた国土交通省の
雨量観測所が良く見えます。
4電波塔

高鈴山山頂に着きました。
山頂では15人ほどの人が、それぞれ思い思いの場所で、休憩していました。

私も朝、自分で握ってきたおにぎりの昼食をとります。
自家製の激しょっぱい梅干しと、塩漬けしたシソの葉を海苔のようにまいて
作りました。
いつもはコンビニのおにぎりですが、手製のおにぎりはなかなかのものでした。
5高鈴山山頂

山頂で短い休憩をとり、縦走を続けます。

御岩山に近づくと、たくさんの人に出会いました。
皆さん、御岩神社の参拝客で、神社からその足で御岩山に登る人がいるのです。
御岩山

道は、御岩山から神峰山を過ぎ、羽黒山に向かいます。
ここは、道をふさぐようにヤマザクラの古木です。
6ヤマザクラ

朝、家を出て7時間、小木津山自然公園に着きました。
エタノールは放出されたでしょうか。
せっかく放出したエタノールですが、エタノール不足では体が動きません。
今夜も新鮮なエタノールを吸収することになるでしょう。楽しみです。
7小木津山自然公園

今日、歩いた距離は34キロ、約7時間の山歩きでした。
map1







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